
いま最もアツい焼酎酒場といっても過言ではない「鳥酎 神田大手町」で店長を務める“焼酎愛ハンパない店長”こと中瀬航汰さんが、「この夏、間違いなく来る!」と断言するのが「大人のラムネ系焼酎」だ。「ラムネ系焼酎」とは、真夏にソーダ割りで飲むのに最高な清涼感たっぷりの焼酎のこと。ラストは、濃厚なボディとサイダーのような軽快さが奇跡的なバランスで共存する、鹿児島県指宿市・大山甚七商店の芋焼酎「YAMADAICHI 山大一 Cider 紅まさり 貴蒸酎 2025」をご紹介します。

焼酎酒場シーンで、最も勢いのある居酒屋は? と聞かれたら真っ先にその名前が挙がる「鳥酎 神田大手町」の店長。端的で明快、かつ愛情にあふれる焼酎解説が素晴らしいだけでなく、割り方や飲み方の提案がとにかく面白い。

真夏に飲むべき「大人のラムネ焼酎」。
ラスト5本目は大山甚七商店の芋焼酎「YAMADAICHI 山大一 Cider 紅まさり 貴蒸酎 2025」。中瀬店長の解説をノーカットでお届けします。

実際にソーダ割りをいただくと、芋の旨味とパワー、そしてエネルギーがダイレクトに伝わってくる。「濃厚なボディとサイダーのような軽快さが奇跡的なバランスで共存する、究極の『大人のラムネ系焼酎』です」という中瀬さんの表現にも思わず深く納得。
「一般販売はされておらず、飲食店限定で味わえる特別な一杯です。ぜひ鳥酎に飲みに来てください!」とのこと。
この夏、絶対に試していただきたい注目の一本だ。

大手町のオフィス街のド真ん中にありながら、焼酎好きが押し寄せる名酒場。希少部位も堪能できる本格炭火焼鳥をはじめ、どのつまみもとにかくうまい。まず食べるべきは「白レバー」。ふわふわでトロントロン。口の中で濃厚なレバーがとろけて感無量な味わい。「鳥刺し」はプリンプリンで弾力が強く、「漬け鶏南蛮」は酒が進んで仕方ない。焼酎は200種、日本酒は約80種を常備し、ベストな飲み方とペアリングを教えてくれる。初心者にも優しく、困ったら中瀬店長に相談しよう!
文:編集部 撮影:伊藤菜々子
なんと“焼酎で焼酎を仕込む”という前代未聞の仕込みにチャレンジした1本。日本酒の「貴醸酒」になぞらえて“貴蒸酎”と名付けられています。ソーダ割りを口に含んだ瞬間、「なんだこれは!?」と誰もが驚く未知の香りが広がります。芋らしいほっこりとした旨味と確かなボディ感がありながら、喉越しはまるでサイダーのように軽やかで清涼感たっぷり。そして、甘やかな紅芋の余韻がとにかく心地いいんです。
蔵元の大山陽平さんによると、「もろみは低温でゆるやかに、通常よりも長く発酵させています。アルコール度数を上げることで沸点が下がり、常圧蒸留でも減圧蒸留のような軽やかさが出るんです。芋も米麹も通常の倍量使っているため、ほんのり白濁しているのも特徴です」とのこと。