日本おやつ図鑑
【かりんとう御三家】銀座の店舗でしか買えない、専門店の逸品『たちばな』の「かりんとう」

【かりんとう御三家】銀座の店舗でしか買えない、専門店の逸品『たちばな』の「かりんとう」

食いしん坊倶楽部のLINEオープンチャット「dancyuおやつ倶楽部」で、メンバーから寄せられた美味しいおやつをご紹介!倶楽部メンバーに「年末年始に食べたい美味しいおやつ」を教えてもらいました。第40回は、「東京三大かりんとう」の一つとして知られ、素朴な甘さとカリッとした歯ごたえで、一度食べ始めると手が止まらなくなる「たちばな」の「かりんとう」です。

銀座の街に100年以上根付く、小さなかりんとう専門店

かりんとう
自分用には袋入 各1,000円。右が「さえだ」、左が「ころ」。
かりんとう
贈答品にぴったりの丸缶は、小2,200円、中4,700円、大9,400円。「さえだ」と「ころ」から1種類を選ぶ。ほかに2種類の味が入った角缶(1号)も人気。

新年の挨拶や帰省土産にも相応しい“東京土産”とは、どんなものだろう。

都内はニューオープンや話題のスイーツなどには事欠かないが、和菓子の老舗や洋菓子の名店を探しても、年をまたいで日持ちする逸品には、なかなか出合えない。

そんなとき頼りになるのが、明治42年(1909年)創業で銀座の街に100年以上根付く「たちばな」。

浅草「小桜」、湯島「花月」と並び、「東京三大かりんとう」としても知られるが、唯一オンラインショップをもたず、買えるのは銀座の店舗のみ。百貨店にも出店せず、小さな間口の店内ではかりんとうのみを販売するという、孤高の存在である。

かりんとう
こちらは太めの「ころ」。お茶はもちろん、コーヒーとの相性もすこぶる良い。

販売するのは、細い「さえだ」と、太い「ころ」の2種類のみ

伝統製法によって作られる「たちばな」のかりんとうは、細い「さえだ」と太い「ころ」の2種類のみ。黒砂糖ではなく白砂糖ベースの糖蜜でコーティングされているため、ツヤツヤと黄金色に光り輝いている。

「さえだ」は細いぶん内側まで蜜が染み込み、サクッと軽い歯応えと品のある甘みのバランス感が絶妙。太めの「ころ」は、ザクザクッと香ばしさに続き、小麦粉の風味と優しい甘さが凝縮されて感じられる。

特筆すべきは、朱色が華やかな丸缶入り。包装紙と同様、橘(タチバナ)の花のイラストが一色で描かれた丸缶は、無条件に漂う風格を備え、新年の挨拶に携えれば見栄えすること間違いなし。

また、賞味期限は購入日から約2ヶ月と長く楽しめるため、帰省の手土産などにも喜ばれる、まさに東京を代表する銘菓と呼ぶにふさわしい。

包装
橘(タチバナ)の花がイラストで描かれた包装紙。右が丸缶、左が袋入り。

食いしん坊倶楽部メンバーからはこんな声が!

次郎さん
次郎さん
新橋にある、東京三大かりんとうのひとつです。
お持たせでも喜ばれます。

店舗情報店舗情報

たちばな
  • 【住所】東京都中央区銀座8‐7‐19 江安ビル1階
  • 【電話番号】03‐3571‐5661
  • 【営業時間】11:00~16:30(土曜~15:00)
  • 【定休日】日曜・祭日
  • 【アクセス】JR線・東京メトロ・都営線「新橋」駅より7分、東京メトロ「銀座」駅より8分

文:藤井存希 写真:MURAKEN

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