
食いしん坊倶楽部のLINEオープンチャット「dancyuおやつ倶楽部」で、メンバーから寄せられた美味しいおやつをご紹介!倶楽部メンバーに「年末年始に食べたい美味しいおやつ」を教えてもらいました。第39回は、最中×サブレの新食感スイーツ、「虎屋本店」の「鬼サブレ」です。


恐ろしい、恐ろしい鬼の形相……
ではあるものの、ひとたび口にすれば、サクッ、ホロッと新たなおいしさに笑みがこぼれる“神食感”。
「虎屋本店」の「鬼サブレ」は、国産もち米を使用した軽?く芳ばしい最中と、オリジナル製法で生地を捏ね上げてほどよい気泡を含ませたサブレ生地の合わせ技で、その見事な食感を生み出している。
和の最中と洋のサブレを掛け合わせるという、明治38年創業の老舗「虎屋本店」による進取の気性には頭が下がるばかりか、そのために「何度も試作を重ねた」という背景には妙に納得してしまうほど、絶妙な食感なのである。


また、筆者の個人的なおすすめは、カカオの香りや苦みを効かせた『chocolate鬼サブレ』。バターの香りが楽しめるプレーンもいいが、こちらのチョコレート味は最中との組み合わせがより新鮮に楽しめるため、ぜひ2種類とも味わっていただきたい。
もともと鬼瓦は、日本の建築物において屋根などに飾る、魔除けや厄除けの意味合いをもつモチーフ。小さな最中に描かれた鬼瓦の図柄は、藤岡市生まれで『現代の名工』にも選ばれている鬼師、山口 茂氏が手がけた。
由緒正しく、昔も今も屋根の上から“にらみ”をきかせ、災難などから家を守ってくれているという鬼瓦のサブレは、年末年始の手土産にもふさわしい。



文:藤井存希 写真:MURAKEN