
食いしん坊倶楽部のLINEオープンチャット「dancyuおやつ倶楽部」で、メンバーから寄せられた美味しいおやつをご紹介!倶楽部メンバーに「鉄板の手土産」を教えてもらいました。第19回は、老舗和菓子店「榮太樓總本鋪」の「繁盛団子」です。
天かす、鰹節……。圧倒的なビジュアルで惹きつけるのは、文政元年(1818年)から創業200年を数える「榮太樓總本鋪」の「繁盛団子」。
左は、店内厨房で毎朝一本一本、丁寧に焼きあげる団子に、同じく日本橋に本店を構える老舗「にんべん」の鰹節でとった出汁を効かせたみたらし餡と、糸削りの鰹節をたっぷり盛った「かつを武士盛」。
右は、団子の上に、天ぷらの老舗「銀座 天一」の揚げ玉をまぶした、銀座三越店限定商品「繁盛団子 天冨良」。
中央区の老舗企業が手を取り合って生まれた、なんともユニークな生い立ちの串団子だ。
「榮太樓總本鋪」国内産コシヒカリ米から作られた上新粉を使用し、コシが強くなめらかな食感の団子は、砂糖を加えていない米本来の甘みがあり、タレや出汁の味わいがより引き立つ設計。
そもそも鰹節、天かすともに、どんぶり飯を連想させる具材なだけに、もち米の風味にそぐわぬはずがない。
「かつを武士盛」は、ふわふわの鰹節が口内で踊り、次第に旨みが溶け出していき、「天冨良」はサクサクの食感から揚げ油の香ばしさまで楽しめる。
贅沢な複雑みが感じられる唯一無二の串団子。「繁盛団子」という縁起の良さも含め、ビジネスにおいても差がつく手土産になりそうだ。
文:藤井存希 写真:MURAKEN
更に、銀座三越店限定でこの団子のために用意されている天一の天かすと青のりをかけた団子はまるで天丼。おやつ?ときかれたら、スナック!と答えようかなと(笑)。
持ち寄りパーティー、ピクニックなどにも吉。大人はお茶やお酒と、子供たちはコーラやジンジャーエールと一緒に!