
食いしん坊倶楽部のLINEオープンチャット「dancyuおやつ倶楽部」で、メンバーから寄せられた美味しいおやつをご紹介!倶楽部メンバーに「鉄板の手土産」を教えてもらいました。第8回は、おかきとあられの専門店“の「柿山セレクト」です。
1971年の創業後、料亭が建ち並ぶ花街・赤坂に店を構えた米菓専門店『赤坂柿山』。
金看板は、縁起物である慶長小判にあやかり考案された「慶長」。“もち米の王様”とも称される富山県特産「新大正もち米」を主に使用し、その日使用する分だけ自社で精米。富山の水に一晩浸し、蒸し、つき上げた餅を、職人が一枚ずつ成形し、丁寧に焙焼する。小判のように薄く仕上げるも、もち米ひと粒ひと粒の旨みと食感が最大限に感じられる。
この「慶長」に、アーモンドをおかきで丸ごと包んだ創作おかき「慶凰」と、手延べ製法でもち米の風味をいかした「かきもち」を詰め合わせたのが、「柿山セレクト」だ。
黒地に金銀振りの高級感あるボックスを開ければ、一袋ずつの個包装。手が汚れることなく、シェアに便利で、急な客人へのもてなしにも重宝する。
「40枚入り」の8つに仕切られたボックスには、「慶長」が醤油・しぶき海苔・胡麻・うすくち醤油の4種類、「慶凰」は醤油・塩の2種類、「かきもち」は昆布・豆柿の2種類をセット。
開けて嬉しい、選んで楽しい、高揚感をも運ぶ手土産と言えよう。
文:藤井存希 写真:MURAKEN