マッスルビーチ沿いのお洒落カフェ「The Rose Venice」｜大野拓朗のロサンゼルス☆食事情④

マッスルビーチとも呼ばれる、ビーチ沿いに屋外ジムがあることでも有名なヴェニスビーチ。この付近でも、特にお洒落で有名なカフェがここ。LA在住20年以上の方から絶対に行くべきだと教えてもらいました。実は前回のNY留学時、帰国前にLAへ寄ったのですが、このカフェのすぐ近くに宿泊していたので、何度も前を通っていたはずなのに、一度も足を運んだことがなくて、もったいないことをしたなと思っています。

ここは、元々ガス工場だったところをリメイクしたそうで、ギャレー（船や潜水艦などのキッチン）みたいなお洒落な雰囲気のおかげで、創設以来多くの芸術家たちの溜まり場にもなっているそうです。

料理はローカル南カリフォルニア料理と、シェフが旅した世界中の国の料理があります。僕が注文したのは「Shakshuka Verde」という北アフリカを中心とした、中近東でよく食べられている料理。ほうれん草と、ロマネスコというカリフラワーの一種、ピスタチオを使ったスパイス「デュカ」、その上に卵焼きが2つとフェタチーズが乗っています。雰囲気としては、焼き野菜カレー風味。これを焼きたてのカリカリなバケットに乗せながらいただきます。味の方は、程よい塩加減にピスタチオとスパイスの香りが口いっぱいに広がって、ちょいと酸味があって、とっても身体に優しい感じです。

ロサンゼルスに来て思うことは、健康志向な人が多いということ。ハイキングしたり海で遊んだりと自然に囲まれたアクティビティが好きだったり、ジムでのトレーニングやランニングなど運動することが好きだったり。食に関しても、ヴィーガン主義者が多くて、程度は人によって様々ですが、どこのレストランに行っても、ヴィーガンメニューがあったり、動物性食品を抜いて注文できるようになっています。「Shakshuka Verde」は肉だけ食べないベジタリアンにぴったり。完全なヴィーガン主義者はチーズや卵を抜いてもよし。他にもたくさんの魅力的なベジタリアン・ヴィーガンメニューがありました。世界中を旅したシェフだからこその時代に合わせたおもてなしがここにはたくさん存在します。

店内にはバーカウンターがあったり、テラス席が2箇所もあったり、すごく広くて開放的で、ゆったり落ち着けるヴィンテージな雰囲気のレストランです。

ああ、書いているだけでよだれが……。
次はなにを食べに行こうかな。

おまけ。

こちらは僕がアメリカで大好きなスナック。ブルーダイヤモンドのわさび醤油風味のナッツです。夜に、これをつまみにワインを飲んで、映画やドラマを観るのが最高の時間の過ごし方。前回NYに行っていたときにも常に家に常備していました。そのときは日本酒と一緒にいただいていました。帰国後日本でも探したのですが、小さい袋のものしかなくて。このナッツを求めてLAに来たのか！と思えるほど早く、到着初日にスーパーで買いました(笑)。食べ過ぎないように気をつけているので、今3袋目。え、いま写真を撮って気付きました。「激辛」って書いてある！(笑)　全然そんなことありません、ちょうど良いピリ辛です。ぜひ見かけたら試してみてください。

大野 拓朗 （俳優）

1988年11月14日生まれ、東京都出身。2009年、第25回ミスター立教に選出される。2010年、映画『インシテミル〜7日間のデス・ゲーム〜』で俳優デビュー。2019年12月からは俳優修業のため単身渡米。新型コロナウイルス感染拡大抑制のためロックダウン（都市封鎖）されたNYでの生活を経験。そこでの経験を執筆した「7ヵ月のニューヨーク留学を経て、いま伝えたいこと。」＠現代ビジネスWEBは100万PV超、「ニューヨーク☆デリバリー事情」＠dancyuWEBは、旅行に行けない皆さんから大変楽しまれる連載となった。そして、帰国後すぐに出演した、ブロードウエィ・ミュージカル「プロデューサーズ」（20／相手役／福田雄一演出）＠シアターオーブはコロナ渦に負けず連日大盛況となり「大入り」を記録する。

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