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大迫力のTボーンステーキで赤身の美味しさを堪能!「ブラッチェリーア ロトンド」|大きな肉を食べよう④

大迫力のTボーンステーキで赤身の美味しさを堪能!「ブラッチェリーア ロトンド」|大きな肉を食べよう④

広尾にある炭火焼屋「ブラッチェリーア ロトンド」ではシンプルな手法で肉の旨味を引き出し、味わわせてくれます。

炭火焼塊肉の快感を気軽に!

肉
迫力あるTボーンがテーブルに運ばれてくると、食欲とワインをそそる香りが漂う。

まるでふらりと居酒屋にでも行くような気軽さで「今日はTボーンステーキでも」と気負わず出かけられる店だ。
しかしカジュアルながらも、ここは炭焼き屋(=ブラッチェリーア)。炭火焼きというシンプルな手法で肉の旨さを引き出し、味わわせるのだ。もちろんTボーンステーキも然り。30分以上時間をかけ、丁寧に焼き上げる。

ハーネット・エイジングビーフ Tボーン
ドカベン級の0.8kgのTボーンがテーブルに運ばれ、目の前でカットされる。肉欲をそそるロゼ色とご対面。素直な味わいでどんどん食べてしまう。サーロインとフィレの両方をこの価格で堪能できるのは幸せ。“ハーネット・エイジングビーフ Tボーン”1万2,800円。

使う肉はオーストラリア産。仕入れ先に細かく仕上がり具合を伝え、エイジングしてもらっているのだとか。その身質は、脂に頼らない赤身の旨さが凝縮。噛むことで、赤身の酸味が旨味へ変わる口中調味の醍醐味を堪能できるのだ。もちろん芳しい炭の香りも効果絶大で、食べ疲れることがない。
その対極にある一皿が、ミディアムレアに仕上げる馬肉上ハラミのタリアータ。「焼くというより温める感覚」という小出シェフの言葉通りに火入れされたそれは、柔らかくなめらかな舌ざわりが、なんとも官能的だ。
このクオリティーながら、懐事情にもやさしい価格設定なのは、特筆モノ。
「イタリアと同じ感覚で提供したかったんです。日常的にTボーンを食べられる店にしたかった」とは、オーナーの丸原さんのお言葉。その思い、ありがたく「拝食」します!

休ませながら30~40分かけて

肉
ゆっくり火が入るのが炭火のいいところとは言いながらも、まめに返しながら肉の面倒をみるのもポイント。炭火にずっと当て続けるのではなく、休ませながら30~40分かけて焼き上げることで、ふっくらとした肉質を実現。

店舗情報店舗情報

ブラッチェリーア ロトンド
  • 【住所】東京都渋谷区広尾5-9-27
  • 【電話番号】03-6721-9557
  • 【営業時間】11:30~14:00(L.O.) 18:00~21:00(L.O.)
  • 【定休日】月曜
  • 【アクセス】東京メトロ「広尾駅」より5分

文:中川節子 写真:平松唯加子

※この記事の内容はdancyu2018年10月号に掲載したものです。