高級精肉店として知られている「人形町今半」。メンチカツもリッチな味わいで、丁寧に挽かれた肉のなめらかな食感がたまりません。
泣く子も黙る高級精肉店「人形町今半」の“自家製メンチカツ”は、バイヤーの厳しい眼鏡にかなった黒毛和牛と国産豚が絶妙に手を取り合い、万人が喜ぶキャッチーな味わいだ。挽きたて練りたての挽き肉は保水力があるので冷めてもジューシー。揚げ上がりを待つ間、「お隣でお肉を買ってくるわね」なんて隣接する今半の精肉コーナーで高級すき焼き肉を求める日本橋マダムも。界隈の銭湯でひとっ風呂浴びてからメンチを頬張るのも粋かもしれない。
文:森本亮子 写真:徳山喜行
※この記事の内容はdancyu2019年10月号に掲載したものです。