千葉生産者応援クラウドファンディング
dancyuは千葉の生産者を応援します。

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千葉の農家や漁師などは昨年、二つの台風で大きな被害を受け、いまだ影響が残っている場所もあります。野菜、果物、魚介、肉など、四季折々の多彩な食材に恵まれた千葉を、そして美味しい食を支えている生産者を、dancyuは応援します。

千葉は食材の宝庫

農業、水産業、畜産業いずれも生産量で全国トップクラスを誇る千葉県は、美味しいものの宝庫だ。温暖な気候と三方を海に囲まれた立地が、食の恵みをもたらしているのである。

安西農園の安西淳さんは、鮮やかな緑色と甘味が特徴の「打越緑」と、生で食べられる「ファーベ」を栽培。
安西農園のそら豆は通常より茎が太く背が高い。その分、根を張って土からぐんぐん栄養を吸収し、実の育ちが豊かに。(写真:館山市役所企画課)

5月に旬を迎えるのは、そら豆。館山市・安西農園の安西淳さんによると「海に近いこの一帯は砂地で水はけがいいので、野菜に余計な水分が入らず旨味が凝縮する」そう。

髙梨牧場の髙梨裕市さんは、両親と妹の4人で、300頭以上の牛を飼育。
髙梨牧場から牛肉を仕入れるシェフからは「松阪や神戸などの高級和牛を食べ慣れたお客様も魅了される旨味と柔らかさ」と好評。

千葉県の広大な土地は牛の飼育にも適している。「朝晩の寒暖差が小さいので、牛がストレスを感じにくい」と話すのは、髙梨牧場の髙梨裕市さん。独自の研究を積み重ねた育て方で、口溶けがよく、赤身の旨味や脂質の風味がより引き立つ牛肉を出荷している。

ほづみ・びわランドでは、穂積昭治さんと娘の優子さんがハウスと露地でびわを栽培。
この農園のびわは過去数回、皇室に献上された。穂積家はこの地域におけるハウス栽培の先駆者的存在。(写真:道の駅とみうら 枇杷倶楽部)

同じく穏やかな気候を生かして栽培されているのが、5月~6月に最盛期となる房州びわだ。甘くて、果肉はたっぷりふくよか。皮をむくと果汁が滴り落ちるほどジューシーなのが特徴。ほづみ・びわランドの穂積優子さんは「この地域にびわ狩りに来た方の多くが『びわってこんなに美味しかったの!』って感動してくださる」と言う。

社長の原田裕光さん(写真右端)、妻の洋美さん、娘の尚佳さんと「いずみや鮮魚店」の皆さん。漁師が"獲る"プロなら、原田家は"流通"のプロ。
配送地域ごとに氷の入れ方などを変え、全国各地へ鮮度抜群の魚介を届ける。

そして忘れてはならないのが、千葉県をぐるりと囲む海の幸。これからの時季の楽しみは、5月に漁が解禁になるアワビやサザエだ。「口開けの時季の貝類は、身が肉厚で味も濃厚。一年で最もお薦めの時季です」と話すのは「いずみや鮮魚店」の原田洋美さん。

生産者・流通業者が抱く「食材の宝庫・千葉」と呼ばれることへの誇りと努力が、千葉の食を支えている。

千葉の生産者応援クラウドファンディングを始めます!

クラウドファンディング

dancyuは、千葉の生産者・流通業者を応援するためのクラウドファンディングを始めます。「房州そら豆」「かずさ和牛」「房州びわ」「鴨川の貝類」の四つの食材コースがあり、それぞれを購入することで生産者を応援する"支援型クラウドファンディング"です。詳細はサイトでご確認ください。
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文:吉田彩乃 写真:三木匡宏