焼酎界のニュースターが伝授！ライチ香る焼酎「だいやめ～DAIYAME～」を最高においしく飲む方法とは？【焼酎の教室・第1回／1限目】

教える人

講師　テツさん（渋谷「嚏（アチュー）」店長）

ニックネームは「テチュー」。お客さんからもらった「だいやめ」がきっかけで焼酎に開眼。毎月酒蔵を訪問し、日々焼酎を飲み、若干22歳にして饒舌に焼酎を語る新星伝道師。推し蔵は渡邊酒造場。

プロと素人の焼酎ソーダ割り、仕上がりの差はココに出る！

焼酎の教室、第1回のテーマは「香り系焼酎のソーダ割り」。10名の食いしん坊倶楽部メンバーが集まり、渋谷の人気立ち飲み店「嚏（アチュー）」店長のテツさんから、夏にぴったりの香り系焼酎をプロ並みにおいしいソーダ割りに仕上げるヒントやコツを学びます。
1限目の焼酎は、ライチのような香りの「だいやめ」。大手スーパーや、一部のコンビニでも購入できるなど、入手のしやすさも手伝ってここ数年で愛飲する人が増えました。飲むならやっぱりおすすめはソーダ割り。まずはテツ先生がつくるだいやめソーダ割りで乾杯です。

テツ先生がつくってくれた冷え冷えのだいやめソーダを片手に、嚏（アチュー）定番の掛け声「おちゅ～」で乾杯。氷、焼酎、コンビニで買えるペットボトルのソーダを使ったごくごくシンプルなソーダ割りなのに、ひと口飲むなり「全然違う！」とメンバーたちは沸き立ちます。

……そのおいしさの秘密はずばり「温度」にありました。

「ソーダ割りは爽快さが大事。キンキンに冷やしてカッと飲むのが一番おいしいんですよ。グラスはしっかりと冷やして、氷をパンパンに入れて、シュワシュワの冷たい炭酸水で割る。たったこれだけで、めちゃくちゃおいしいソーダ割りができます」とテツさん。

参加者一同、歴然とした味わいの差にびっくり！

皆さん、ゴクゴクと喉を鳴らし「冷やすだけでこんなに飲み心地が違うんですね」と興奮の面持ちです。「ソーダ割りを飲んだ時に、人間の舌が最初に感じるのが温度や炭酸の刺激。だから冷たさとシュワシュワ感がしっかりあることが大事なんです」とテツ先生の科学的解説も加わり、一同納得。

「炭酸水にも味があるんです」

「ちょっと飲んでみてください」と次に手渡されたのは、気の抜けた常温の炭酸。ひと口飲んでみると変な酸味があり「冷めた白湯みたい。まずい水を飲んでいる感覚」とメンバーから酷評コメントが。

「ソーダって二酸化炭素と水でできているので、実は苦味や酸味もあるんですよね。ぬるいコーラを甘ったるく感じるのと同じで、ソーダも冷えていないとえぐみのある酸味が際立つ。だからちゃんと冷えてシュワシュワしているソーダを使わないと、まずいソーダ割りが出来上がります。これはあとで紹介する、僕のソーダ割りの3つのルールにも繋がってきます」とテツ先生。

最高においしいアチュー式ソーダ割りのつくり方

1グラスに氷を満たす

冷蔵庫でしっかり冷やしたグラスに、よく締めた氷を目いっぱい入れる。

2焼酎を注ぐ

「だいやめ～DAIYAME～」を60ml、氷にあてないように注ぐ。

3炭酸水を注ぐ

氷にあたらないように、グラスの内側を伝わせるように冷えた炭酸水を120mlそーっと注ぐ。
そのあとバースプーンまたはマドラーなどで軽く氷を浮かせて、数回上下させたら完成。

当日はテツさんならではのボトル紹介やエピソードも充実。皆、熱心にメモを取っていた。

参加者同士すっかり打ち解けて、愉しく談笑する姿も。

「とにかくキンキンに冷やすのが鉄則です！」

おいしいソーダ割りをつくるコツは、ステアの仕方でもソーダのブランドでもなく、ただ「徹底的に冷やす」ということ！思い返してみれば温度にそこまで注目したことはなかったかも……とメンバー全員が目からウロコ状態で、シンプルかつすぐに実践できるプロの技を学んだ1限目でした。2限目からはさまざまな香り系焼酎に合わせた“ソーダの役割”を考えます。よりマニアックなテクニックが飛び出しますよ！次回もお楽しみに。

ブリとガリを合わせた名物メニュー「ブリガリ」やガパオ春巻きなど、「嚏」のメニューから焼酎に合うものを選りすぐった豪華スペシャルつまみプレートを「焼酎の教室」用に作っていただきました！