dancyu祭2024
【チョンプー】新しいタイカレーのおいしさに目覚める!

【チョンプー】新しいタイカレーのおいしさに目覚める!

3月30日(土)、31日(日)開催。dancyu祭2024@西新宿へ行こう!入場無料。

東京・渋谷の商業施設・パルコの中にある「チョンプー」は、本格的なタイ料理を提供するレストランだ。今回、店主の森枝幹さんは鶏挽き肉とバジルを炒めたガパオライスをつくる。そしてあのカレー研究家の水野仁輔さんとタイ人のレゲエさんがつくる、タイ南部のビーフカレーとの合がけもできるというスペシャルコラボレーションが実現。

祭メニューは!

ガパオライス
ガパオライス 920円
みんなの知るタイ料理の定番、ガパオを突き詰めた結果をこの一皿に!森枝シェフが「ガパオにはこの鶏が一番おいしい!」と語る岩手県産の“熟レ鶏(うれどり)”を粗挽きにして使い、自家製発酵調味料で深みを出して、バジルでフレッシュさを演出。目玉焼きを崩して混ぜて食べれば、辛味もマイルドになり大人も子供も大好きな味に。
ビーフカレー
タイ南部のビーフカレー 1,200円
“ゲーンヌア”と呼ばれるタイ南部で食べられているビーフカレーで、胡椒をたっぷり使った刺激的な辛さが特徴。カレー研究家の水野仁輔さんがタイでこのカレーと出合い「すんごい旨いんです」と語る激推しの逸品をこの機会にぜひ。
ガパオライスとカレーの合盛り
ガパオライスとカレーの合盛り 1,300円
どちらも食べたい食いしん坊の皆様はコチラ!

本気のタイを渋谷で味わう「チョンプー」

カオヤム

「チョンプー」を訪れたらぜひ食べたいのが、店の一番人気の“カオヤム”だ。カオヤムはタイのライスサラダ。バタフライピーというチョウ豆の花で色付けした青いライスの周りに、魚介、ハーブや野菜、フルーツなど15種類ほどの具が並べられた、なんとも美しい一皿!そこに魚醤やエビの発酵調味料をベースに作られたソースをかけて全体を混ぜ、ライムをギュッと絞って食べる。野菜の食感、フルーツのジューシーな甘酸っぱさなど、さまざまな味わいが一口の中に入ってくる。

「本場では、青魚をほぐしたデンブのようなものが入っていることが多いですね。でもチョンプーでは、季節に合わせてウニやカニ、イクラ、鮎の丸揚げをのせたりしています。本場のタイ料理に日本の四季を合わせながらメニューをつくっています」
そう話すのは、店主の森枝幹さんだ。

店主
店主・森枝幹さん

2000年頃、シドニーのレストランで料理人としてのスタートを切っている森枝さんは、当時現地にあった新しいタイ料理の世界に刺激を受けたという。その後帰国し、さまざまなジャンルの料理に触れながら自身の世界観をつくり上げていった。
「まだ皆さんが知らないタイ料理を紹介していきたいと思っています。そして、皆さんの良く知るタイ料理でも、もっと奥深いということをお伝えできたら嬉しい」と話す。

例えば、日本でメジャーなタイ料理であるガパオ。挽き肉を使った料理だが、「チョンプー」のメニューに載せる際、色々なブランドの豚や鶏を試してみたという。いや、一度ならず、ついこの間も「もっとおいしくなる余地はあるか」と、改めてそうした試食をしたという。
しかし、毎回「ガパオにはこれしかない」とたどり着くのが、“熟レ鶏”という親鶏の粗挽きの挽肉。旨味が強く、エスニックな風味にも負けない味わいが選択の理由だ。
トッピングには揚げ焼きにした白身がカリッと香ばしい目玉焼きをのせ、混ぜ合わせながら食べると、食感と肉の旨み、バジルの爽やかさ、そこに自家製発酵調味料が加わって織りなす深い味わいがたまらない。「ガパオってこんなに美味しかったんだ」と開眼すること間違いなし。そんな森枝さんが紹介する“本気のタイ料理”を、ぜひ会場で味わってみて欲しい。

外観
「渋谷パルコ」のファッションフロアに位置している。
店内
ランチ営業もしており、夜まで通し営業と使い勝手も抜群。

店舗情報店舗情報

チョンプー
  • 【住所】東京都渋谷区宇田川町15‐1 渋谷PARCO4階
  • 【電話番号】050‐1807‐6206
  • 【営業時間】11:30~21:30(L.O.)
  • 【定休日】無休
  • 【アクセス】JRほか「渋谷駅」より10分

イベント情報

dancyu祭2024

開催日時
2024年3月30日(土)・31日(日) 10:00~17:00
場所
東京都新宿区西新宿2‐6‐1 新宿住友ビル 三角広場 GoogleMap
※混雑時は入場制限をさせていただくことがあります。
※会場の設備故障や天災など不可抗力の事由により、やむを得ず中止や時間変更になる場合があります。
イベント詳細
入場無料・予約不要。販売は電子決済(クレジットカード、電子マネー)のみ。
イベント詳細はコチラ

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※当日は内容や盛り付けが変更になる場合もあります。

文:浅妻千映子 撮影:伊藤菜々子

浅妻 千映子

浅妻 千映子 (食ライター)

大学卒業後、3年間のゼネコン勤務ののち、ライターに。雑誌やweb等で活躍。料理研究家としてレシピ開発も。著書に『江戸前握り』『パティシエ世界一』(光文社新書)など、レシピ本に『浅妻千映子キッチン』(ぴあ)、『ほめられレシピ』(主婦と生活社)がある。『東京最高のレストラン』(ぴあ)の審査員。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート。