dancyu祭2024
【クリスチアノ】ポルトガル由来のカレー"ポークビンダルー"

【クリスチアノ】ポルトガル由来のカレー"ポークビンダルー"

3月30日(土)、31日(日)開催。dancyu祭2024@西新宿へ行こう!入場無料。

東京・代々木公園にある「クリスチアノ」は、ポルトガル料理の美味しさを世に知らしめた伝説の一軒だ。今回は、その「クリスチアノ」の佐藤幸二さんが運営する、ポルトガル由来の甘酸っぱくて辛いカレー「ポークビンダルー」をメインとする「ポークビンダルー食べる副大統領」のカレーを熱々で提供します!

祭メニューは!

渋谷「ポークビンダルー食べる副大統領」のポークビンダルー  930円
渋谷「ポークビンダルー食べる副大統領」のポークビンダルー  930円
ポルトガルで生まれ、インドに渡りゴア地方の代表的な料理となったポークビンダルー。豚肉を使い、酸味をきかせた甘酸っぱ辛い味が特徴でクセになる!

インド味の肉塊(カレーのトッピング) 440円

カレーにボリュームを出したい方は、たっぷりのスパイスに漬け込んだ煮豚をトッピング。これだけで酒のつまみにもなる一品だ。
イカ墨ビンダルー 450円
【物販】イカ墨ビンダルー 450円
真っ黒なイカスミを使ったカレー。定番のポークビンダルーの魚介版。豚とイカの出汁でコクのある甘酸っぱさ。湯煎で温めるか、器に移してレンジで。

ポルトガル料理の本当の美味しさを知らしめた伝説の1軒

店主
店主の佐藤幸二さん。イタリアやフランスなどヨーロッパのほか、タイでの修業経験も。
外観
代々木公園の商店街から、路地に入ると見えてくる可愛らしい店舗。
店内
カップルからご近所の家族連れ、年配のご夫婦まで客層は幅広く、誰でも気軽に楽しめる明るい店内だ。軽やかな白、ヴィーニョヴェルデに代表されるポルトガル産のワインも充実。

干し鱈に鰯やタコといった魚介を多用し、オレンジやにんじん、バニラなども使うのが特徴。そんな異国のポルトガル料理を、一気に知らしめたのがここ「クリスチアノ」だ。12年前のオープン当時から現在に至るまで、店内は毎晩陽気に楽しむ客の姿であふれている。

料理
“バカリャウ・ア・プラス”は自家製の干し鱈とせん切りのフライドポテトの卵とじ。ピチピチと軽い飲み心地のヴィーニョ・ヴェルデとぴったりだ。
料理
“豚とはまぐりのアレンテージョ風炒め”は、魚介と肉を一緒に使ったポルトガルらしい一品。パプリカペーストに漬け込んだ豚肉と蛤の旨味を吸ったフライドポテトは禁断の味。

料理は小皿も大皿もシェアして食べられるカジュアルさだが、どの皿も一からきちんとつくられている。たとえば、ポルトガル料理で多用されるバカリャウ(干し鱈)は、生の鱈を丸のまま塩漬けし、時間をかけて干してつくる。今では現地でも手づくりする人がほぼいないという調味料の、発酵パプリカペーストも自家製だ。さらには、旨味を調整する塩までつくってしまう徹底ぶり。

そんな素材が使われた丁寧な味わいにハマる人が続出し、「クリスチアノ」は一躍人気店へと上りつめた。
「海外で年半修業する中で、ポルトガル料理と出会ったときは衝撃でした。単純な要素でなぜこんなに旨いんだ?と他の国での修業が吹っ飛んだくらいです(笑)」と店主の佐藤幸二さん。現在では、ポルトガルスイーツ店やもんじゃ焼き屋、そして今回のカレーの「ポークビンダルー食べる副大統領」など、他ジャンルの店を複数経営する実業家の顔もある。だが、彼の原点となったこの店では、その衝撃が今も再現されているのだ。

店舗情報店舗情報

クリスチアノ
  • 【住所】東京都渋谷区富ケ谷1-51-10 1階
  • 【電話番号】03-5790-0909
  • 【営業時間】17:00~22:00(L.O.) 土日祝は12:00~14:00 (L.O.)も営業
  • 【定休日】無休
  • 【アクセス】東京メトロ「代々木公園駅」1番出口より1分

イベント情報

dancyu祭2024

開催日時
2024年3月30日(土)・31日(日) 10:00~17:00
場所
東京都新宿区西新宿2‐6‐1 新宿住友ビル 三角広場 GoogleMap
※混雑時は入場制限をさせていただくことがあります。
※会場の設備故障や天災など不可抗力の事由により、やむを得ず中止や時間変更になる場合があります。
イベント詳細
入場無料・予約不要。販売は電子決済(クレジットカード、電子マネー)のみ。
イベント詳細はコチラ

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※当日は内容や盛り付けが変更になる場合もあります。

文:浅妻千映子 撮影:伊藤菜々子

浅妻 千映子

浅妻 千映子 (食ライター)

大学卒業後、3年間のゼネコン勤務ののち、ライターに。雑誌やweb等で活躍。料理研究家としてレシピ開発も。著書に『江戸前握り』『パティシエ世界一』(光文社新書)など、レシピ本に『浅妻千映子キッチン』(ぴあ)、『ほめられレシピ』(主婦と生活社)がある。『東京最高のレストラン』(ぴあ)の審査員。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート。