食いしん坊の街、東京・代々木上原で支持されている精肉店「上原ミート」。祭では肉好きを唸らせる豪華な盛り合わせを販売します。
食いしん坊が集まる街、代々木上原。ここで住人たちから絶大な支持を得ているのが、精肉店の「上原ミート」だ。
まず、扱う肉の種類は牛、豚、鶏、羊、鴨と盤石の布陣。それに加えて部位も細かく選べるのだ。たとえば牛なら肩ロースや内もも、ハラミ、牛テールなどが並び、タンに至っては、タン元かタン先を選べるときもある。そして店長の宮原孝洋さんが「タン元は脂がのっていて柔らかいのが特徴で、タン先は硬くて肉の旨味が凝縮されていますよ」と違いを丁寧に教えてくれるのだ。豚や鶏も同様で、新鮮なレバーや軟骨など、ありとあらゆる部位が揃っている。
また、事前に電話で頼んでおくと羊肉を粗挽きにしてくれるなど、サービスもきめ細やか。他では手に入りにくい肉を家庭でも使いやすい量で買うことができ、料理好きからの信頼も厚い。
というのも、「上原ミート」は肉の卸専門店が始めた精肉店。だからこそ、こうした充実のラインナップを実現できているのだ。さらに品質も上等で、全国の生産者とつながりがあるからこそ仕入れられる信州のダボス牛や岩中豚など、他店で見かけない貴重な肉がショーケースに並ぶこともある。
衣がサクサクの“国産和牛 コロッケ”など揚げ物のほか、“岩中豚モモ肉チャーシュー”などブランド豚のロース肉の味噌漬けや塩麹漬け、西京漬けなど、焼くだけですぐに食べれる味付き肉などが揃う。どれも、お酒や白米がどんどん進む本格派の味わい。「帰ったらすぐに食べたい、というお客様も多いので、加工肉も充実させています」と、店主の宮原さん。
そんな「上原ミート」からひしひしと伝わってくるのは、「我々は肉の目利きです!」という確固たる自信と、「本当に旨い肉しか売らない!」という心意気。聞けば、生産者を訪ねることも多く、時には牧場で飼育に携わりながら肉を見極める目を養い、扱う腕を磨いてきたのだという。肉に対するそんな強い思いがあるからこそ、食いしん坊の街・代々木上原で愛され続けているのだ。
今回、祭で販売する“自家製シャルキュトリー&黒毛和牛モモのローストビーフの盛り合わせ”は「当店自慢の前菜盛り合わせです」と、宮原さん。祭に来たら、肉好きはまず「上原ミート」へ!
※当日は内容や盛り付けが変更になる場合もあります。
文:吉田彩乃 撮影:伊藤菜々子