9月5日に開催された作家・ミュージシャン、辻仁成さんとdancyu編集長・植野広生によるスペシャルディナートークショー。愛するスペインを語りつくす会ということもあり、会場では、ピンチョスやタパスをつまみつつ、カヴァで乾杯!当日の様子をご紹介します。
会場は港区のレストラン「Bar & Restaurant COCONOMA」。愛知、東京、京都で開催された日本凱旋ツアー『辻仁成 アコースティック セレナーデ フロム パリ 2023』を終えたばかりの辻さんに会える一夜限りのトークショーであり、かつ、辻さんと植野によるお笑い料理ユニット「だんちゅうでござる」の久々のイベントということもあって、今回はたくさんの方にご応募いただきました。“スペイン・バル飯ナイト”というタイトルの通り、18:30に受付が開始すると、店内のバーカウンターにはタパスとピンチョスがズラリ。もちろんウエルカムドリンクは、スペインのスパークリングワイン、カヴァ。奥の特設スペースでは、植野が原木のハモンセラーノを切り分けました。
タパスとピンチョスのメニューはこちら。オイルサーディンと梅のカナッペ、海のフォアグラと紅葉おろし 瞬間スモーク、いちじくジャムとクリームチーズのメルバ、ムール貝のエスカベッシュと和出汁ジュレ、黒胡麻豆腐、オリーブとスダチのガスパチョ、ピメントピキージョとカンタブリアのアンチョビ、炙り漬けベントレスカ、トマト、パルミジャーノ、殻付きローストアーモンド、水蛸と茄子の揚げ浸し ガリシアのアクセント、味噌漬マッシュルームのオイル煮、ヒルダ、チョリソとケッパーベリー、鴨のロースト ビターオレンジマーマレードと柚子胡椒。
「生ハムを1時間近く切り続けてちょっと腕が疲れちゃいましたけど、ここからが本番です。それでは皆さんお待たせしました。お笑い料理ユニット『だんちゅうでござる』のトークライブを開催したいと思います。それではお呼びしましょう!」という植野の合図に合わせて辻さんが登場。
「せーの!だんちゅうでござるー」というお馴染み(!?)の挨拶をしたらカヴァで乾杯。これまでの2人の出会いや、本誌連載秘話、料理ユニットのとしての活動について説明しつつ、ゆるやかにトークライブが始まりました。その中から、「食いしん坊とは何か?」「スペイン旅の醍醐味」を一部抜粋してお届けします。
トークショーが終わると、最後はメイン料理の豚肉のロースト イカ墨のフィデウア(ショートパスタのパエリア)を。
撮影:五十嵐一晴 文:編集部