日本酒に合う!韓国つまみレシピ
【韓国在住料理家が教える】宴会の締めの定番「韓国風にゅうめん(チャンチグクス)」は、ぬる燗をお代わりしたくなる味わい

【韓国在住料理家が教える】宴会の締めの定番「韓国風にゅうめん(チャンチグクス)」は、ぬる燗をお代わりしたくなる味わい

甘味や辛味が強くて味の濃いイメージがある韓国料理には、ビールやサワー、韓国焼酎なんかを合わせがち。ですが、実は日本酒に合う韓国料理も多いんです。そこで日本酒をこよなく愛す韓国人料理人に、日本酒に合う韓国料理のつまみメニューを教わる短期集中連載。第8回は、飲みの締めにも酒のつまみにもなる韓国風にゅうめんを紹介します。

飲んだ後、ラーメンではちょっと重いときに最適

酒の締めには、温かい麺でも啜って心もお腹も満たしたいもの。だけど、ラーメンだとちょっと重たいかも……。そんな気分の時にお薦めの韓国料理を、自身も酒と酒場が大好きで、呑んべえの気持ちをよーく理解する料理家のファン・ジス(黃知授)さんに聞いてみました。

「“チャンチグクス”がお薦めです!韓国で祝い事や家族の集まりなどの席に欠かせない、温かい素麺料理です。煮干しと昆布でとった澄んだだしに、ホバクや錦糸卵、キムチといった具材がのった、やさしくて素朴な味わいが特徴です。家庭料理としてはもちろん、路上にあるポジャンマチャ(屋台)でも親しまれている、軽やかで飽きのこない一品です。お酒の締めとしても人気ですよ!」(ジスさん)

韓国料理の基本といえる、青・赤・黄・白・黒からなる「五味五色」が揃った美しい一杯。たくさん飲んだ後でも、これを食べれば心も身体も浄化される……かも?

“チャンチグクス”のつくり方

材料材料 (2人分)

素麺2束
★ 具材
・ 韓国かぼちゃ1/2本(*1)
・ にんじん1/3本
・ 卵1個
・ 焼き海苔1/4枚
・ キムチ適量
・ 煮干し適量
・ 昆布適量
・ 醤油大さじ1
・ 塩少々
・ 水400ml

*1 ズッキーニでも代用可。

具材

1具材を準備する

韓国かぼちゃとにんじんは長さ5cm程度のせん切りにする。卵はフライパンで薄焼きにし、粗熱を取ってから細切りにして錦糸卵に。焼き海苔は細切りにする。キムチは食べやすい大きさに切る。

具材を準備する
具材を準備する

2だしをとる

鍋に水、煮干し、昆布を入れ、煮立たせてだしを取る。醤油と塩で穏やかな味に調える。韓国かぼちゃとにんじんを加えてさっと煮る。野菜に火が通ったらざるに取る。

だしをとる

3麺をゆでる

別の鍋にで湯を沸かし、素麺を表示通りにゆでる。冷水で軽く洗ってぬめりを取り、1人分ずつ器に盛る。

麺をゆでる
麺をゆでる

4仕上げる

麺の上に具材をのせたら、しっかりと温めた2のつゆを器に注いで仕上げる。

仕上げる
具材それぞれの味わいを楽しめるよう、つゆの味付けは濃くしないのがポイント。カラフルな具材や煮干しの風味が効いただしをつまみに、ぬる燗をお代わりしたくなってしまう。

教える人

ファン・ジス

ファン・ジス(黃知授) 料理家

韓国・ソウル出身。韓国料理の料理人を父に持つ。スペイン料理やヴィーガン料理のレストランなどの勤務を経て独立。レシピ開発や料理教室をはじめ、食に関するプロジェクトを展開してきた。2025年より世界を旅しながら各都市の台所に立ち、そこでつくった料理のレシピをフォロワーに発信している。
Instagram @number_of_cases

文:宮内 健 写真:熊谷直子