
2026年日本酒dancyu「出会えてよかった!心ふるえる酒」特集では、人気酒場に家庭でもつくれる酒肴レシピを教わりました。実は、誌面に掲載しきれなかったとびきりの逸品がまだまだあるんです!そこでWEB限定でおかわり酒肴レシピを公開していきます。今回は、四谷三丁目「鎹」による一風変わった鰤大根、「焼き照り鰤大根」をご紹介します。
鰤大根といえば、鰤と大根を一緒に煮込んでつくるのがスタンダード。ですが、今回「鎹」の料理長・眞壁徹さんに教わったのは、鰤と大根を別々に調理していくというつくり方。「鰤大根って、一度にたくさんつくらないとおいしくないし、つくりおきすると魚の身がパサついてしまう。このやり方だと1~2人分でもつくりやすいと思います。鰤の照り焼きとだし大根のいいとこ取りという感じですね(笑)」(眞壁さん)
| 鰤(切り身) | 100g(1人分50g) |
|---|---|
| 大根 | 90g(約2㎝幅の輪切り) |
| ★ 大根用 | |
| ・ 米 | ひとつまみ |
| ・ 鰹だし | 360ml |
| ・ 塩 | 少々 |
| ・ 薄口醤油 | 大さじ1 |
| ・ 味醂 | 大さじ1 |
| ★ 焼き鰤用 | |
| ・ 塩 | 少々 |
| ・ 胡椒 | 少々 |
| ・ 小麦粉 | 少々 |
| A | |
| ├ 砂糖 | 小さじ2 |
| ├ 醤油 | 小さじ2 |
| ├ 酒 | 小さじ2 |
| └ 味醂 | 小さじ2 |
| 米油 | 少々 |
| 黄柚子 | 少々(皮(*1)) |
| 粉山椒 | 少々 |
*1 柚子の皮をせん切りにする。
大根は2cm幅の輪切りにして皮をむき面取りをする。さらに半月状にカットして表面の中心に飾り包丁を一本入れる。鍋にたっぷりの水と大根、米を入れて火にかけ、沸騰したら弱火で煮る。つま楊枝がすっと入る程度に柔らかくなったら火から下ろし、水でさらして冷まし、ザルなどにあげておく。
鍋に1の大根とだし、薄口醤油、味醂、塩を入れて、ふつふつと沸いたら弱火で大根に色がつく程度に煮る。

鰤に塩と胡椒をふり小麦粉を全体につける。フライパンに油をひき、強火で焼く。両面がこんがり焼いたら弱火にして、Aを入れとろみがつくまで煮詰める。


器に大根を置き、その上に焼いた鰤をのせる。大根の煮汁を大さじ2程度を器に張り、3の照り焼きだれ少々をかける。せん切りにした柚皮と粉山椒を好みでふり完成。



まかべ・とおる 荒木町「きんつぎ」などで修業後、研鑽を重ね、2025年2月に「鎹」をオープン。「少なめの量の料理をたくさんつまんで、いろんな日本酒を飲んでもらいたい」と、少量多皿、インクルーシブ(コースの日本酒はフリーフローで提供)をコンセプトに、ジビエ料理をはじめとした季節の酒肴を提供する。

文:宮内 健 撮影:三東サイ