手づくりのアイスクリームは、材料も手順もシンプルながらとびきりのおいしさです。心沸き立つ手づくりおやつのレシピを菓子研究家の本間節子さんに教えてもらいました。
はじめに少量の牛乳を煮詰めることと、生クリームを加えることで少し濃厚でリッチな味わいになります。凍った粒々をつぶして練ることも口当たりをよくするポイント。
牛乳 | 250ml |
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砂糖 | 80g |
生クリーム | 100ml |
ウエハース | 適量 |
※砂糖は上白糖を使用。上白糖を使うと粘り気が出るのでなめらかな仕上がりになる。
鍋に牛乳100mlと砂糖を入れて火にかける。沸騰したら弱火にし、吹きこぼれないようゴムベラで混ぜながら2~3分煮詰めて火を止める。
①に残りの牛乳を加えて混ぜ、続いて生クリームも加えて混ぜる。
ボウルかバットに②を注ぎ入れ、ラップか蓋をして冷凍庫で冷やし固める。
途中、カチカチになる前に取り出し、フォークや泡立て器で混ぜる作業を2、3回繰り返す。カチカチになってしまったら、少し溶かしてから作業すればOK。
最後に大きなスプーンの背やゴムベラを使い、凍った細かな粒を押しつぶすようにして全体を練り、なめらかにする。
ディッシャーやスプーンで器に盛り付け、ウエハースを添える。
自宅での少人数制のお菓子教室「atelier h」(アトリエ・エイチ)主宰。日本茶インストラクター。洋菓子店勤務、お菓子教室通いなどを経て独立。季節感と素材の味を大切にした、毎日食べても飽きない、普段使いのお菓子を提案。お菓子に合う飲み物、お茶にも造詣が深く、日本茶イベントや講習会などで幅広く活躍。
この記事は『四季dancyu 2023 夏』に掲載したものです。
文:鹿野真砂美 写真:森本菜穂子