フレッシュな香りのフルーツジャムレシピ
シナモン香る"バナナジャム"

シナモン香る"バナナジャム"

レモン汁をたっぷり入れて爽やかに仕上げます。白ワインで味に深みを出し、スパイスを加えることでエッジがききます。香りがフレッシュなフルーツジャムのつくり方を料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“バナナジャム”のつくり方

年中出回っている身近なフルーツなのにジャムとなると滅多にお目にかかれないのがバナナ。ならば手づくりで!

材料材料 (つくりやすい分量)

バナナ正味600g
グラニュー糖250〜300g
レモン汁1/3カップ
白ワイン1/2カップ
ローリエ1枚
シナモンスティック1/2本

1下ごしらえ

バナナは皮をむいて幅1cmの輪切りにする。

2グラニュー糖を加える

鍋にバナナを入れて、グラニュー糖、レモン汁を加える。

グラニュー糖を加える
レモン汁を加えるとバナナが変色することなく、また、味を爽やかに引き締めます。

3スパイス、白ワインを加える

ローリエ、シナモンを入れ、白ワインを加えて混ぜ、グラニュー糖を溶かす。

スパイス、白ワインを加える
ローリエやシナモンを加えることで、エキゾチックな味わいに仕上がります。バナナは水分が少なく、時間をおくと変色するので、すぐに火にかけて煮詰めていきます。

4煮詰める

中火にかけて煮立ってきたら火をやや弱め、アクを取る。蓋をしてときどき上下を返しながら、15分ほど煮詰める。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

シンプルながら失敗なくつくれるレシピに定評がある料理研究家。特別な素材、調味料は使わず、余分な手間はそぎ落とした“引き算の料理”が身上。しみじみとおいしく、何度もつくりたくなる料理ばかりです。

この記事は『技あり!dancyu パン』に掲載したものです。

技あり!dancyu パン
技あり!dancyu パン
A4変型判(104頁)
ISBN:9784833480192
2021年4月30日発売/880円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。