フレッシュな香りのフルーツジャムレシピ
とろりとした舌ざわりの"あんずジャム"

とろりとした舌ざわりの"あんずジャム"

あんずはペクチンが豊富なので、あんずとグラニュー糖だけでとろりと仕上がります。香りがフレッシュなフルーツジャムのつくり方を料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“あんずジャム”のつくり方

華やいだ色、バラのような香りはジャムにするといちだんと際立つ。
十分に熟していて濃い橙色になったもの、表皮に傷のないものを選ぶのがポイントだ。

材料材料 (つくりやすい分量)

あんず正味1kg
グラニュー糖600〜700g

1下ごしらえ

あんずは皮のまま洗って水気を拭き、へたを取る。縦に溝がある部分に包丁で縦に切り込みを入れ、ねじるようにしてはがして種を取り除き、幅1cmに切る。

2グラニュー糖を加える

鍋にあんず、グラニュー糖を入れて全体を混ぜ、4〜8時間おく。

3煮詰める

底からよく混ぜてから中火にかけ、煮立ってきたら火をやや弱めてアクを取る。10分ほど煮て、さらに底から混ぜながら5〜10分煮詰める。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

シンプルながら失敗なくつくれるレシピに定評がある料理研究家。特別な素材、調味料は使わず、余分な手間はそぎ落とした“引き算の料理”が身上。しみじみとおいしく、何度もつくりたくなる料理ばかりです。

この記事は『技あり!dancyu パン』に掲載したものです。

技あり!dancyu パン
技あり!dancyu パン
A4変型判(104頁)
ISBN:9784833480192
2021年4月30日発売/880円(税込)

文:中村裕子 写真:鈴木泰介

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。