横浜の人気パン屋「ベッカライ徳多朗」のお料理ノート
素材のもつ甘味と旨味が際立つ"塩ゆでカリフラワー"

素材のもつ甘味と旨味が際立つ"塩ゆでカリフラワー"

シンプルに塩ゆでするだけのレシピですが、それだけでカリフラワーの甘味がぐっと引き出されます。カリフラワーが主役になるレシピです。横浜の人気パン屋「ベッカライ徳多朗」を営む徳永久美子さんに、しみじみおいしい日常おかずを教えてもらいました。

“塩ゆでカリフラワー”のつくり方

固くて重たい、真っ白なカリフラワーを見つけたら、ぜひこのレシピで。オレンジや紫のものを使ってもきれいなひと皿になります。
カリフラワーは生でも食べられる野菜ですが、このレシピは柔らかめにゆでるのがおいしさの秘訣。
あとはおいしいオリーブオイルと、おろしたてのチーズだけで絶品!適度な塩の使い方は、野菜の甘さを引き立てるのだとつくづく思います。

材料材料 (つくりやすい分量)

カリフラワー1個
EXV.オリーブオイル適量
ハードチーズ適量(パルミジャーノ・レッジャーノなど)

1水を沸騰させる

鍋に水と水の量の1%の塩を入れ、沸騰させる(海水よりちょっと薄いくらいが目安)。

2カリフラワーをカットする

カリフラワーは軸から包丁を入れ、4~8等分に切り、鍋に入れる。若い葉ならつけたままのほうがおいしい。

カリフラワーをカットする
カリフラワーをカットする

3仕上げ

柔らかめにゆで上がったら、網杓子などでザルにあげ、水気をきる。器に盛り、オリーブオイルをたっぷりかけ、チーズをおろしかける。

完成

教える人

徳永久美子

徳永久美子 ベッカライ徳多朗オーナー

栄養専門学校と調理専門学校を卒業後、大手ベーカリー勤務を経て、「ベッカライ徳多朗」(神奈川県横浜市青葉区元石川町6300-7)を夫とともに営む。著書に『パンを楽しむ生活 おいしいおはなし』(主婦と生活社)、『わが家のパンと料理とおいしい食べ方』(毎日コミュニケーションズ)など。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。

四季dancyu 2022冬
四季dancyu 2022冬
いつもの食卓をちょっと格上げ

A4変型 判( 120 頁)
ISBN: 9784833481748
2022年12月13日発売 / 1,100円(税込)

文:藤井志織 撮影:宮濱祐美子

藤井 志織

藤井 志織 (編集・ライター)

フリーランスで、主に雑誌や書籍、WEB、企業の販促物などで編集や取材、執筆を行うほか、イベントの企画やディレクションを行うことも。担当した書籍に、草場妙子著『TODAY’S MAKE BOOK 今日のメイクは?』、石井佳苗著『DAILY LIFE』、重信初江著『昔ながらのおかず』、オカズデザイン著『マリネ』、nestRobe著『SLOW MADEな服づくり』、小堀紀代美著『LIKE LIKE KITCHENの旅する味』、ウー・ウェン著『100gで作る北京小麦粉料理』などがある。