シンプルに塩ゆでするだけのレシピですが、それだけでカリフラワーの甘味がぐっと引き出されます。カリフラワーが主役になるレシピです。横浜の人気パン屋「ベッカライ徳多朗」を営む徳永久美子さんに、しみじみおいしい日常おかずを教えてもらいました。
固くて重たい、真っ白なカリフラワーを見つけたら、ぜひこのレシピで。オレンジや紫のものを使ってもきれいなひと皿になります。
カリフラワーは生でも食べられる野菜ですが、このレシピは柔らかめにゆでるのがおいしさの秘訣。
あとはおいしいオリーブオイルと、おろしたてのチーズだけで絶品!適度な塩の使い方は、野菜の甘さを引き立てるのだとつくづく思います。
カリフラワー | 1個 |
---|---|
EXV.オリーブオイル | 適量 |
ハードチーズ | 適量(パルミジャーノ・レッジャーノなど) |
鍋に水と水の量の1%の塩を入れ、沸騰させる(海水よりちょっと薄いくらいが目安)。
カリフラワーは軸から包丁を入れ、4~8等分に切り、鍋に入れる。若い葉ならつけたままのほうがおいしい。
柔らかめにゆで上がったら、網杓子などでザルにあげ、水気をきる。器に盛り、オリーブオイルをたっぷりかけ、チーズをおろしかける。
栄養専門学校と調理専門学校を卒業後、大手ベーカリー勤務を経て、「ベッカライ徳多朗」(神奈川県横浜市青葉区元石川町6300-7)を夫とともに営む。著書に『パンを楽しむ生活 おいしいおはなし』(主婦と生活社)、『わが家のパンと料理とおいしい食べ方』(毎日コミュニケーションズ)など。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。
文:藤井志織 撮影:宮濱祐美子