横浜の人気パン屋「ベッカライ徳多朗」のお料理ノート
パンにたっぷり塗ってかぶりつきたい"鯖のリエット"

パンにたっぷり塗ってかぶりつきたい"鯖のリエット"

鯖の干物をつかってつくるお手軽リエットです。ワインとの相性が抜群なので、晩酌のつまみとしてもお薦め。横浜の人気パン屋「ベッカライ徳多朗」を営む徳永久美子さんに、しみじみおいしい日常おかずを教えてもらいました。

“鯖のリエット”のつくり方

どこのスーパーマーケットでも売っているような鯖の文化干しを使って、オシャレなリエットができます。
最初は夕飯の鯖を焼きすぎてパサパサにしてしまったことから思いついたレシピ。塩も不要だし、ライ麦パンや黒パンに塗ると最高です。フレッシュディルはなければ乾燥タイプでもOK。
ワインにもよく合うし、手土産にしても喜んでもらえそう。

材料材料 (つくりやすい分量)

鯖文化干し1尾分
クリームチーズ50~100g(室温に戻す)
フレッシュディル1パック分(葉を刻む)
白胡椒小さじ2(粒/キッチンペーパーに包んでたたきつぶす)

1鯖を焼く

鯖を魚焼きグリルで少し焼きすぎなくらいに焼く。皮と骨を取り除き、よくほぐす。

2クリームチーズと和える

ボウルに入れ、クリームチーズと胡椒、ディルを加えてよく混ぜる。冷蔵庫で4~5日、日持ちする。

完成

教える人

徳永久美子

徳永久美子 ベッカライ徳多朗オーナー

栄養専門学校と調理専門学校を卒業後、大手ベーカリー勤務を経て、「ベッカライ徳多朗」(神奈川県横浜市青葉区元石川町6300-7)を夫とともに営む。著書に『パンを楽しむ生活 おいしいおはなし』(主婦と生活社)、『わが家のパンと料理とおいしい食べ方』(毎日コミュニケーションズ)など。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。

四季dancyu 2022冬
四季dancyu 2022冬
いつもの食卓をちょっと格上げ

A4変型 判( 120 頁)
ISBN: 9784833481748
2022年12月13日発売 / 1,100円(税込)

文:藤井志織 撮影:宮濱祐美子

藤井 志織

藤井 志織 (編集・ライター)

フリーランスで、主に雑誌や書籍、WEB、企業の販促物などで編集や取材、執筆を行うほか、イベントの企画やディレクションを行うことも。担当した書籍に、草場妙子著『TODAY’S MAKE BOOK 今日のメイクは?』、石井佳苗著『DAILY LIFE』、重信初江著『昔ながらのおかず』、オカズデザイン著『マリネ』、nestRobe著『SLOW MADEな服づくり』、小堀紀代美著『LIKE LIKE KITCHENの旅する味』、ウー・ウェン著『100gで作る北京小麦粉料理』などがある。