ゆでたブロッコリーの甘味とアンチョビの塩気が合わさると、ご飯がいくらでも進むペーストが誕生します!横浜の人気パン屋「ベッカライ徳多朗」を営む徳永久美子さんに、しみじみおいしい日常おかずを教えてもらいました。
スライスしたハード系のパンにのせたり、サンドイッチにするのもお薦めです。
子供たちのお弁当によくつくっていたときは、レタス代わりにこのブロッコリーペーストを挟むとより栄養がとれる気がして、母心を満たしていました(笑)。
そしてなんと、ご飯にとっても合うんです。旨味たっぷりでお代わりしたくなるおいしさ。小さな子に食べさせるときは、唐辛子を抜くなど調整してくださいね。
ブロッコリー | 2個(約450g)(小) |
---|---|
A | |
・ にんにく | 3〜4片分(粗みじん) |
・ EXV.オリーブオイル | 大さじ5 |
・ 赤唐辛子 | 1本(半分にちぎる) |
アンチョビ | 小1缶(正味25〜30g) |
鍋に水の量の1%の塩を入れた湯を沸かし、ブロッコリーを入れて柔らかくなるまでゆでる。
ゆでている間にフライパンを弱火にかけ、Aを入れて香りを出す。
②に①の水気をきったブロッコリーとアンチョビを加え、全体が崩れてなじむようになるまで炒める。アンチョビによって塩気が異なるので、味をみて足りなければ塩(分量外)で調える。
栄養専門学校と調理専門学校を卒業後、大手ベーカリー勤務を経て、「ベッカライ徳多朗」(神奈川県横浜市青葉区元石川町6300-7)を夫とともに営む。著書に『パンを楽しむ生活 おいしいおはなし』(主婦と生活社)、『わが家のパンと料理とおいしい食べ方』(毎日コミュニケーションズ)など。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。
文:藤井志織 撮影:宮濱祐美子