煮くずれることのないように、ネットで巻かれている肉を使うのがポイント。ない場合はタコ糸を巻きましょう。煮上がったら好みの厚さにスライスして召し上がれ。豚肩ロースのブロック肉を使った豪快な料理を料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
表面を香ばしく焼きつけてから煮てください。このひと手間でグッとコクが増します。
豚肩ロース肉 | 800g(400g×2)(かたまり、ネットで巻かれたもの) |
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サラダ油 | 大さじ2/3 |
★ 煮汁 | |
・ 酒 | 大さじ4 |
・ 水 | 2と1/2カップ |
・ 長ねぎの青い部分 | 1本分 |
・ 生姜 | 1片 |
・ 砂糖 | 大さじ2 |
・ 醤油 | 大さじ5~6 |
豚肉は冷蔵庫から出して1~2時間おき、室温にもどす。生姜は皮をむいて厚さ3mmの輪切りにする。皮は捨てずにとっておく。
フライパンにサラダ油を熱して豚肉を入れ、強めの中火で全体に焼き目をつける。
豚肉を直径18~20cmの鍋に入れて煮汁の酒をふり、水を加えて中火にかける。煮立ってきたら火を弱めてアクを取り、生姜、生姜の皮、ねぎを加える。蓋をして弱火で20分ほど煮る。
砂糖、醤油を加えて混ぜ、蓋をして弱火で30分ほど煮る。
シンプルながら失敗なくつくれるレシピに定評がある料理研究家。特別な素材、調味料は使わず、余分な手間はそぎ落とした“引き算の料理”が身上。しみじみとおいしく、何度もつくりたくなる料理ばかりです。
※この記事の内容は、『技あり!dancyu豚肉料理』に掲載したものです。
文:中村裕子 撮影:野口健志