下味をつけた白身魚を器に盛りつけて蒸すだけ。淡白な白身魚も、バター醤油ソースをかけることでコクたっぷりに仕上がります。バターを駆使したレシピを料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
上品な色調に仕上げるために、醤油は淡口醤油を使うのがおすすめです。白身魚は鯛、たらなど、好みのものでOK。
白身魚 | 2切れ(200g)(切り身) |
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酒 | 大さじ1/2 |
塩 | 小さじ1/4 |
生椎茸 | 大3個 |
カリフラワー | 4房 |
★ ねぎバターソース | |
・ わけぎ | 60g(小口切り) |
・ バター | 50g |
・ 淡口醤油 | 大さじ1 |
・ 胡椒 | 少々 |
白身魚は長さを半分に切ってボウルに入れ、酒、塩をふり入れて手でもみ、10分ほどおいて下味をつける。
椎茸は石突きを切り落とし、軸のまま縦半分に切る。蒸し器に入る皿に①、椎茸、小房に切ったカリフラワーを盛り合わせる。
沸騰した蒸し器に入れ、蓋をして強火で5分、やや火を弱めて8分ほど蒸す。
小さめのフライパンにバターを入れ、弱めの中火にかけて溶かし、わけぎを入れてさっと混ぜ、醤油、胡椒を加えて混ぜる。
蒸し器から器を取り出してねぎバターソースをかける。
シンプルながら失敗なくつくれるレシピに定評がある料理研究家。特別な素材、調味料は使わず、余分な手間はそぎ落とした“引き算の料理”が身上。しみじみとおいしく、何度もつくりたくなる料理ばかりです。
※この記事の内容は、『技あり!dancyuバター』に掲載したものです。
文:中村裕子 撮影:原ヒデトシ