いつものパスタをグンと旨くする発酵パスタ
塩麹の甘味が決め手の"スパゲッティカルボナーラ"

塩麹の甘味が決め手の"スパゲッティカルボナーラ"

ローマ生まれのパスタ。カルボ(炭)に見立てた黒胡椒がアクセント。さらに、麹のもつかすかな甘味が全体をまろやかにまとめます。料理研究家の大庭英子さんから、発酵食品をプラスして旨味をアップさせる発酵パスタレシピを習いました。

“スパゲッティカルボナーラ”のつくり方

卵クリームは火が通りすぎるとポロポロと固まってしまうので、火を止めて加え、余熱で全体にからめていきます。

材料材料 (2人分)

スパゲッティ160g
スパゲッティをゆでる塩大さじ1
スパゲッティをゆでる熱湯2L
ベーコン120g(塊)
にんにく1片
オリーブオイル大さじ2
★ 卵クリーム
・ 卵黄3個分
・ パルミジャーノチーズ大さじ3(すりおろし)
・ 生クリーム大さじ3
・ 塩麹大さじ2
・ 胡椒少々
パルミジャーノチーズ大さじ4(粗くおろしたもの)
粗挽き黒胡椒適量

1卵クリームをつくる

ベーコンは8mm角の棒状に切る。にんにくは縦2~3等分に切る。卵クリームの材料をボウルに入れてよく混ぜる。

卵クリームをつくる

2ベーコンを炒める

フライパンにオリーブオイル、にんにく、ベーコンを入れて弱火で香りよく炒める。

ベーコンを炒める

3ベーコンとスパゲッティを炒め合わせる

スパゲッティは塩を加えた熱湯に入れて混ぜ、表示時間どおりにゆでてザルにあげ、フライパンに加えて炒め合わせる。

ベーコンとスパゲッティを炒め合わせる

4卵クリームを加える

火を止め、卵クリームを加えて手早く混ぜて器に盛り、チーズをのせて粗挽き黒胡椒をふる。

卵クリームを加える
完成
大庭英子

大庭英子 料理研究家

シンプルながら失敗なくつくれるレシピに定評がある料理研究家。特別な素材、調味料は使わず、余分な手間はそぎ落とした“引き算の料理”が身上。しみじみとおいしく、何度もつくりたくなる料理ばかりです。

※この記事の内容はプレジデントムック技あり!dancyu「パスタ」に掲載したものです。

技あり!dancyuパスタ
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833478571
2020年3月27日発売/800円(税抜き)

文:中村裕子 写真:鈴木泰介、原ヒデトシ(人物写真)