12月11日より2週間限定で提供する“ノルウェーサバと高倉大根のうま煮定食”は、ノルウェー産のサバのおいしさを存分に堪能できる定食です。脂が霜降り状にのるプレミアムシーズンに水揚げされた最高品質のノルウェーサバを味わいに、ぜひ「dancyu食堂」へお越しください!
12月11日~12月24日の期間限定で提供するのは、ノルウェー産のサバを使った“ノルウェーサバと高倉大根のうま煮定食”。
サバを使ったメニューといえば、塩焼きや味噌煮などが定番だが、今回は、ノルウェー産のサバと東京都八王子市特産の高倉大根を、干し椎茸の戻し汁やオイスターソースなどで煮込み、とろみをつけて仕上げている。脂が霜降り状にのり、とろけるような口当たりのサバに、やさしくて旨味の強い煮汁が好相性。しかも、サバの良質な脂を余すことなく頂ける。
「dancyu食堂」料理長の松浦寛大さんは、ノルウェー産のサバの特徴についてこう語る。
「ノルウェー産のサバの良さは、何といっても脂ののり。そのうえ、とてもピュアでくせのない味わいが魅力です。ノルウェーサバのおいしさをそのまま味わっていただけるように考案したのが、“ノルウェーサバと高倉大根のうま煮”。サバとともに煮込んだ八王子の伝統野菜・高倉大根は、たくあんなどの漬け物用に大正時代から作られていた品種で、幻の大根ともいわれています。煮物にすると驚くほど柔らかくなり、ノルウェーサバとの相性は文句なし。ノルウェーの海の恵みと東京の山の恵みを、さまざまな文化が交差する東京駅でぜひ味わってください!」
今回の定食に使っているサバが漁獲されるのは、ノルウェーの冷たく澄んだ海。ノルウェーサバは9月後半~11月中旬まで脂質の含有量が25~30%となる。ノルウェーのサバ漁師たちがサバを漁獲するのはその季節のみ。脂が霜降り状にのった時期に水揚げされたサバだからこそ、その味わいは格別だ。
ノルウェーの革新的でサスティナブルな漁業の取り組みを日本に伝える活動をしている「ノルウェー大使館 水産担当官」の窪田純子さんは、こう話す。
さらに注目したいのが、ノルウェーサバに含まれている良質な脂質。不飽和脂肪酸の一種であり、生活習慣病の予防や脳の活性化など、さまざまな効果が期待できるオメガ3系脂肪酸(EPA、DHAなど)が豊富に含まれている。ノルウェーサバの脂質含有量は、プレミアムシーズンの秋には25~30%に達するそう。体にいい脂をおいしく頂けるとは、うれしい限りだ。
「dancyu食堂」で提供する“ノルウェーサバと大根のうま煮”のレシピがこちら! 「オイスターソースを加えることで、旨味の強いサバのおいしさが引き立ちます。さらに、サバを長く煮込みすぎないことも、身を柔らかく仕上げるための重要なポイントです。ぜひ、ノルウェーサバでつくってみてください。大根は手に入れやすいものでOK。皮つきのまま縦半分に切って半日~1日ほど冷蔵庫に入れると、適度に水分が抜けて甘みが凝縮し、高倉大根に近い味わいになりますよ」と料理長の松浦さん。
ノルウェー塩サバ | 2枚(フィレ) |
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大根 | 1/4本(約300g) |
干し椎茸 | 3個(約10g) |
チンゲン菜 | 1株 |
生姜 | 10g |
A | |
・ 干し椎茸の戻し汁 | 2カップ |
・ 水 | 2カップ |
・ 酒 | 大さじ2と1/2 |
B | |
・ 生姜 | 小さじ1(すりおろし) |
・ みりん | 大さじ3 |
・ 薄口醤油 | 大さじ3 |
・ オイスターソース | 大さじ1 |
・ きび砂糖 | 大さじ1 |
C | |
・ 片栗粉 | 大さじ1 |
・ 水 | 大さじ2 |
干し椎茸はたっぷりの水で一晩戻し、四つ割りにする。ノルウェー塩サバは熱湯にさっとくぐらせて氷水にとる。水けを取って長さを半分に切り、皮目に十文字の切り込みを入れる。大根は皮を厚めにむき、1cm幅の半月切りにする。チンゲン菜は葉と茎に切り分け、茎は八つ割りにする。生姜は皮つきのまません切りにする。
大きめの鍋にAと大根、干し椎茸を入れて強火にかける。煮立ったら弱めの中火にして10分煮る。Bを加え、さらに10分煮る。
②の鍋にノルウェー塩サバを加え、落とし蓋をして7~8分煮る。一度火を止め、Cの水溶き片栗粉を回し入れてやさしく混ぜ合わせる。再び弱めの中火にかけ、鍋を揺すってとろみをつける。チンゲン菜と生姜を加えてさっと火を通し、器に盛る。
●Seafood from Norway(ノルウェー大使館 水産部)
Seafood from Norway(ノルウェー大使館 水産部)は、世界の重要市場において、ノルウェー産シーフードの価値を高めることを目標に、市場インサイト調査、流通・消費者マーケティング、リスクマネージメントなどを中心に活動を行っています。ノルウェー漁業省が所有する公共企業で、ノルウェーの北部の水産都市トロムソに本部を構え、世界12カ国に支部を設置。
Mail:mail@seafood.no
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編集:出口雅美(maegamiroom) 文:川端浩湖 撮影:海老原俊之