料理の味を深めるお酢の基本レシピ
見た目がかわいく爽やかな食べ心地の"プチオニオンのピクルス"

見た目がかわいく爽やかな食べ心地の"プチオニオンのピクルス"

ローリエや白ワインを使った香り高いピクルス液を使うことで、爽やかな一品に仕上がります。料理の味を深める酢を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“プチオニオンのピクルス”のつくり方

ほんのり甘い玉ねぎが、酢やレモンの酸味のおかげてより一層際立ちます。

材料材料 (3~4人分)

プチオニオン16個(350g)
★ ピクルス液
・ オリーブオイル大さじ3
・ ローリエ1枚
・ 赤唐辛子1本
・ 黒粒胡椒5~6粒
・ 白ワイン1/3カップ
・ 水2/3カップ
・ 酢2/3カップ
・ 砂糖大さじ2
・ 塩小さじ1
レモン汁大さじ2
レモンの半月切り4~6枚

1下ごしらえ

プチオニオンは熱湯で30秒ほどゆで、ザルにあげて粗熱を取り、上下を切り落として皮をむき、根元に十文字の切り込みを入れる。

2煮る

鍋(アルミ以外)にピクルス液のオリーブオイル、ローリエ、赤唐辛子、胡椒を入れて弱火で香りよく熱し、プチオニオンを入れて中火で炒め、残りの材料を入れ、煮立ってきたら蓋をして火を弱め、12~15分煮る。

3漬ける

保存容器に入れ、粗熱が取れたらレモン汁、レモンを加えて、冷蔵庫で冷やす。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ す」に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ す
料理のてほどき さしすせそ す
味を深めるお酢の知恵

料理の手ほどき さしすせそ す
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478373
2020年01月31日発売 /770円(税込)

文:中村裕子 写真:野口健志

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。