すいかやマンゴーのほかにも、メロン、キウイ、パイナップル、桃などでつくっても美味しくできますよ。クリームにはきび砂糖を使い、甘さ控えめ。大人も喜ぶフルーツサンドに仕上げました。水分のあるフルーツを使った、体を冷やしてくれるひんやりスイーツを料理研究家の中川たまさんに、冷蔵庫でつくる夏のスイーツレシピを教えてもらいました。
すいかとマンゴーは切り分けたときにきれいに見えるように並べるのがポイント。ホイップクリームは、夏バージョン。水きりヨーグルトと乳脂肪分35~36%の生クリームでライトに仕上げます。
すいか | 適量 |
---|---|
マンゴー | 1個 |
食パン | 8枚(8枚切りまたは10枚切り) |
ヨーグルトクリーム | |
・ プレーンヨーグルト | 2カップ |
・ 生クリーム | 大さじ4(乳脂肪分35~36%) |
・ きび砂糖 | 大さじ1 |
キッチンペーパーを敷いたザル(目の細かいもの)にヨーグルトを入れ、下にボウルを置き、冷蔵庫で半量になるまで水切りする。時間の目安は2時間。
①の水きりヨーグルトをボウルに移し、きび砂糖、生クリームを加え、泡立て器でよく混ぜる。使うまで冷蔵庫に入れておく。
すいかは厚さ1.5cmに切ってから食べやすい大きさに切り、種を除き、キッチンペーパーの上にのせる。マンゴーは皮をむき、種をよけて厚さ1.5cmに切ってから食べやすい大きさに切る。
食パンは2枚1組にし、それ ヨーグルトクリームをのせ、パンの端まできれいに広げる。片方に、パンを切ったときに切り口にすいかが見えるように並べる。これを2組つくる。
マンゴーのサンドイッチも、 4と同様にして2組つくる。パンをどう切るか決めてから並べるようにする。
④、⑤とも、もう1枚のパンをのせて手で少し押さえてラップで包み、冷蔵庫で20分ほど休ませる。
ラップを取り、耳を切り落とす。耳ありのパンを使って、ここで耳をカットしたほうがクリームが端までちゃんと行き渡る。
対角線に包丁を入れて切り分ける。フルーツの断面が見えるように切るのが鉄則。
神奈川県・逗子で、夫と娘と3人暮らし。自然食品店勤務後、ケータリングユニット「にぎにぎ」を経て、2008年に独立。シンプルでセンスあふれる料理、家庭で手軽につくれる再現性の高いおやつに定評がある。新刊に『つるんとのどごしのいいおやつ』。
この記事は『四季dancyu 2022 夏』に掲載したものです。
文:松原京子 撮影:木村拓