だしをとった後の鰹節や昆布を再利用した一品です。じんわりと感じる旨味が魅力で、つくり置きとして大活躍しますよ。甘味を上手に生かしたレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
当座=しばらく・当分。要するに保存がきくという意味です。だしをとった後の昆布とかつお節でキリッと甘辛味に仕上げました。
昆布 | 150g(だしをとった後のもの) |
---|---|
削り節 | 80g(だしをとった後のもの) |
水 | 2/3カップ |
★ 調味料 | |
・ 酒 | 大さじ2 |
・ みりん | 大さじ3 |
・ 砂糖 | 大さじ2 |
・ 醤油 | 大さじ3 |
昆布は長さ3~4cm、幅4~5mmに切る。
鍋に昆布、削り節を入れ、水を加えて煮立ってきたら調味料を加えて混ぜ、再び煮立ってきたら、蓋をして弱火で10分ほど煮る。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ さとう』に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原 ヒデトシ