「甘味」を使いこなす基本レシピ
キリっとした甘辛味が美味しい"当座煮"

キリっとした甘辛味が美味しい"当座煮"

だしをとった後の鰹節や昆布を再利用した一品です。じんわりと感じる旨味が魅力で、つくり置きとして大活躍しますよ。甘味を上手に生かしたレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“当座煮”のつくり方

当座=しばらく・当分。要するに保存がきくという意味です。だしをとった後の昆布とかつお節でキリッと甘辛味に仕上げました。

材料材料 (3~4人分)

昆布150g(だしをとった後のもの)
削り節80g(だしをとった後のもの)
2/3カップ
★ 調味料
・ 酒大さじ2
・ みりん大さじ3
・ 砂糖大さじ2
・ 醤油大さじ3

1昆布をカットする

昆布は長さ3~4cm、幅4~5mmに切る。

2煮る

鍋に昆布、削り節を入れ、水を加えて煮立ってきたら調味料を加えて混ぜ、再び煮立ってきたら、蓋をして弱火で10分ほど煮る。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ さとう』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ さとう
料理のてほどき さしすせそ さとう
A4変型判(88頁)
ISBN:9784833478205
2019年11月28日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原 ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。