生のうどのシャキシャキ感も美味しいですが、オーブンで焼いた柔らかいうども実は絶品なんです。うどは穂先から茎、皮まで、ほとんど捨てずに食べられるので、包丁でざくざくっと切るだけで、下ごしらえが簡単。春のおかずをおいしくするスパイスとハーブ使いをスパイスの達人・小堀紀代美さんに教えてもらいました。
塩をふっただけでもおいしいですが、フェンネルとの相性がすごくいいので、ぜひ試してみて!
フェンネルシードは魚料理によく使われるが、香りは甘く爽やか。うどともよく合う。
うど | 2~3本 |
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オリーブオイル | 大さじ3~4 |
塩 | 小さじ2/3~1 |
フェンネルシード | 大さじ1/2 |
うどは産毛を包丁の背でこそげ取り、黒ずんでいるところがあれば取り除く。皮付きのまま長さ4~5cmに切ってさっと洗い、ザルにあげて水気をきる。
天板にうどをのせ、オリーブオイル、塩、フェンネルシードをふりかけて手でからめる。
180℃に予熱したオーブンで35~40分焼く。食べてみて繊維が残っているようならさらに焼く。
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は料理教室「LIKE LIKE KITCHEN」主宰。確実においしくつくれるレシピにファンも多い。おいしいもの好きが高じて世界各国を食べ歩き、そんな経験から、スパイスやハーブ使いの達人となる。
※この記事の内容は、四季dancyu「春のレシピ」に掲載したものです。
文:松原京子 撮影:木村拓