脂が少なくキメの細かいヒレ肉の塊を揚げた、分厚いカツが主役です!料理研究家で、代官山の洋食店のオーナーシェフでもある坂田阿希子さんに、本格的な洋食店のサンドイッチを教わりました。
ヒレカツのボリュームに合わせて、パンは6枚切りをチョイス。食べたときのバランスがいい。マスタードを効かせるのもポイント。
食パン | 4枚(6枚切り) |
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豚ヒレ肉 | 250~260g(塊) |
塩 | 適量 |
胡椒 | 適量 |
からしバター | 大さじ2(*) |
キャベツ | 2枚 |
小麦粉 | 適量 |
溶き卵 | 適量 |
生パン粉 | 適量 |
揚げ油 | 適量(サラダ油にラード適量を加える) |
〈ソース〉 | |
├ とんかつソース | 大さじ3 |
├ トマトケチャップ | 大さじ3 |
└ フレンチマスタード | 小さじ1 |
パセリ | 適量 |
*バター50gに対し、からし小さじ2の割合
キャベツはごく細く切って水に放し、シャキッとしたら水気をしっかりときる。
豚肉は半分の長さに切り、厚すぎる場合は少したたき、両面に塩、胡椒をふり、小麦粉をまんべんなくまぶす。
溶き卵にくぐらせ、パン粉をしっかりとつける。
ソースの材料を混ぜ合わせる。
油を中温(170℃くらい)に熱し、3 を入れ、ときどき返しながらゆっくりと揚げていく。最後に強火にしてカラリと揚げる。
油をきって網の上にのせ、10分ほど置いて落ち着かせ、余熱で中までしっかり火を通す。
パンは耳を切り落としてトーストし、2枚一組にし、片面にからしバターを塗る。キャベツをたっぷりとのせ、カツをのせてソースをかける。
もう1枚のパンでサンドし、軽く押さえて落ち着かせ、切り分ける。パセリを添える。
フランス菓子店やフランス料理店で経験を重ね、独立。料理教室「studioSPOON」を主宰しつつ、昨秋、代官山に「洋食KUCHIBUE」をオープン。フランス料理やエスニック料理などジャンルを飛び越えておいしいものへの探究心が旺盛で、プロの手法と自らの経験を活かした生命力あふれる料理にファン多し。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ トーストとサンドイッチ」に掲載したものです。
文:松原京子 写真:木村 拓