だし汁とうす口醤油を入れて焼いた、だし巻き卵が主役。ポイントは、卵3個を使って卵焼き器でつくること。厚みが出てふんわりと仕上がり、トーストにのせるとボリューム満点。パンを焼いて上にのっければ立派なごちそうの出来上がり。「なるほど、この手があったか!」と感じるレシピを料理家の飛田和緒さんに教えてもらいました。
卵焼き器のサイズは12×18cm。なければ、焼き上がってからパンに合わせて切ればいい。パンに塗るのはからしマヨネーズがよく合う。
食パン | 1枚(6枚切りまたは8枚切り) |
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卵 | 3個 |
だし汁 | 1/4カップ |
米油 | 適量 |
うす口醤油 | 小さじ1 |
練りがらし | 少々 |
マヨネーズ | 大さじ1 |
卵をボウルに割り入れてときほぐし、だし汁と醤油を加えて混ぜる。
卵焼き器を熱して油小さじ1をなじませ、卵液の1/4量を入れて広げ、火が通ってきたら2つに折る。あいたスペースに油少々を足し、卵液の1/3量を入れて広げ、折った卵の下にも流し入れる。
火が通ってきたら折った卵を芯にして折りたたむ。これをあと2度繰り返し、だし巻き卵をつくる。
パンをオーブントースターで焼き、練りがらしとマヨネーズを混ぜて塗り、3をのせる。
東京で生まれたのち、高校時代を長野で過ごす。現在は海辺の街に夫、娘と暮らす。家にあるものを組み合わせてちゃんとおいしい、無理のないレシピが人気。保存食にも造詣が深い。近著に『仕込んで、使って、一年中楽しめる みその本』『塩、しょうゆ、みそで飛田式おかず』など。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ トーストとサンドイッチ」に掲載したものです。
文:松原京子 写真:鈴木泰介