半熟卵を海苔の佃煮で包んだだけ。それがこんなにおいしいものだとは!半日ほどで食べられますが、時間が経つほどに黄身が硬くなるので半熟卵でつくるのがお薦め。リピート必至ののっけご飯!簡単につくれて、さりげないのに、とびきりの絶品。そんな「ごはんのおとも」を、東銀座の人気居酒屋「ごち惣家」店主、布施知浩さんに教えてもらいました。
海苔の佃煮だけでも旨い!
その佃煮に優しく包まれてゆで卵にじっくり味がしみていく。アツアツご飯にのっけて卵を割ると、海苔の香りの中からとろりした黄身が。えもいわれぬおいしさで食欲が止まらない!
ご飯 | 茶碗1杯分 |
---|---|
★ 〈海苔の佃煮〉 | (つくりやすい分量) |
・ 海苔 | 8~10枚(全形) |
A | |
├ 鰹だし | 175ml |
├ 酒 | 50ml |
├ 醤油 | 大さじ3 |
└ 砂糖 | 大さじ3と1/3 |
★ 〈のり玉〉 | (4個分) |
・ 海苔の佃煮 | 25g |
・ 卵 | 4個 |
小鍋に海苔とAを全部入れ、火にかける。
ヘラで混ぜながら中火で煮詰める。焦がさないように鍋肌についた海苔もこまめにこそぎ落とす。ヘラで鍋底にすっと筋ができるようになったら火からおろす。
2に氷水を当てて冷やしておく。
沸騰した湯に卵を入れて6分半ゆで、半熟卵をつくる。
半熟卵を氷水にとって冷やし、殻をむく。
海苔の佃煮大さじ1と1/2~2をラップに軽く広げ、その上に卵をのせて、佃煮ごと卵をラップで包む。一晩ねかせて完成。
学生時代に焼酎のおいしさに感動して飲食の道へ。食材と酒とのマッチングに余念がない。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ ごはんのおとも115レシピ」に掲載したものです。
取材:風来青 撮影:工藤睦子