「ごち惣家」に習う絶品「ごはんのおとも」
黄身がとろける自家製"のり玉"!

黄身がとろける自家製"のり玉"!

半熟卵を海苔の佃煮で包んだだけ。それがこんなにおいしいものだとは!半日ほどで食べられますが、時間が経つほどに黄身が硬くなるので半熟卵でつくるのがお薦め。リピート必至ののっけご飯!簡単につくれて、さりげないのに、とびきりの絶品。そんな「ごはんのおとも」を、東銀座の人気居酒屋「ごち惣家」店主、布施知浩さんに教えてもらいました。

“のり玉”のつくり方

海苔の佃煮だけでも旨い!
その佃煮に優しく包まれてゆで卵にじっくり味がしみていく。アツアツご飯にのっけて卵を割ると、海苔の香りの中からとろりした黄身が。えもいわれぬおいしさで食欲が止まらない!

おいしさのコツ!
海苔の佃煮は手づくりが旨い!
ゆで卵は半熟がお薦めだが、お好みで固ゆででも。佃煮が冷えてから卵を包もう。のり玉は冷蔵庫で2~3日、海苔の佃煮は冷蔵庫で1週間ほど保存可能。

材料材料 (1人分)

ご飯茶碗1杯分
★ 〈海苔の佃煮〉(つくりやすい分量)
・ 海苔8~10枚(全形)
A
 ├ 鰹だし175ml
 ├ 酒50ml
 ├ 醤油大さじ3
 └ 砂糖大さじ3と1/3
★ 〈のり玉〉(4個分)
・ 海苔の佃煮25g
・ 卵4個

1海苔と調味料を火にかける

小鍋に海苔とAを全部入れ、火にかける。

海苔と調味料を火にかける

2煮詰める

ヘラで混ぜながら中火で煮詰める。焦がさないように鍋肌についた海苔もこまめにこそぎ落とす。ヘラで鍋底にすっと筋ができるようになったら火からおろす。

3冷やす

2に氷水を当てて冷やしておく。

冷やす

4半熟卵をつくる

沸騰した湯に卵を入れて6分半ゆで、半熟卵をつくる。

5殻をむく

半熟卵を氷水にとって冷やし、殻をむく。

6仕上げ

海苔の佃煮大さじ1と1/2~2をラップに軽く広げ、その上に卵をのせて、佃煮ごと卵をラップで包む。一晩ねかせて完成。

仕上げ
完成

教える人

布施知浩さん「ごち惣家」店主

学生時代に焼酎のおいしさに感動して飲食の道へ。食材と酒とのマッチングに余念がない。

※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ ごはんのおとも115レシピ」に掲載したものです。

dancyu定番シリーズごはんのおとも115レシピ
dancyu定番シリーズごはんのおとも115レシピ
A4変型判(112頁)
2022年10月31日発売 880円(税込み)

取材:風来青 撮影:工藤睦子