一口食べて美味しさに驚き、材料を聞いてそのシンプルさに二度驚きます!大根のみずみずしさが、しっとりのハムと相性良く食感も楽しい一品です。もちろんいつもの酢ラー油で。秋のおいしさをストレートに伝えてくれるレシピを堤人美さんに教えてもらいました。
切ったハムと大根でこの旨味!堤先生らしい、美味しくて、手軽な料理の代表作。大根の水分をぎゅっと絞れば揚げるのも難しくありません。そのままでも塩味がありますが、酢ラー油がまたよく合います。
大根 | 350g |
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塩 | 小さじ1/2強 |
ハム | 5枚 |
春巻の皮 | 6枚 |
★ のり | (混ぜておく) |
・ 小麦粉 | 小さじ2 |
・ 水 | 小さじ2 |
揚げ油 | 適量 |
大根は皮をむき、せん切りにする。大きめのボウルに入れたら塩をふり、10分ほどおいて出てきた水分をぎゅっとかたく絞る。ハムは幅5mmに切っておく。
春巻の皮にそれぞれ6等分に分けた大根とハムを手前にのせくるくると巻き、端を小麦粉ののりで留める。
160℃の揚げ油で4分ほどこんがりときつね色になるまで揚げ、油をきってから器に盛る。好みで酢とラー油などでいただく。
京都府出身。書籍や雑誌でレシピを紹介するほか、企業のレシピ開発や、CMの料理製作なども手がける。身近な食材にひと工夫を加え、シンプルながらセンスよく仕上げるレシピは幅広い世代に人気。近著に『暮らしが変わる!家に帰ってスグおいしいホットクックごはん』『旬を漬ける保存食』など。
※この記事の内容は、「四季dancyu 秋のレシピ」に掲載したものです。
文:椙下晴子 撮影:田村昌裕