秋のスパイス料理
甘辛ミックスがクセになる"さつまいものカリカリソテー"

甘辛ミックスがクセになる"さつまいものカリカリソテー"

さつまいもをカリッと焼くときは皮付きのほうが美味しく、皮の色も秋らしい。仕上げにはスパイスを効かせたカルダモンメイプルシロップをたっぷりかけて。自家製レシピで味わいも深まります。秋のおかずをおいしくするスパイスとハーブ使いをスパイスの達人・小堀紀代美さんに教えてもらいました。

“さつまいものカリカリソテー”のつくり方

オリーブオイルで焼いてバターと赤唐辛子で香りづけ。甘いのにちょっと辛いのが魅力です。カルダモンメイプルシロップをかけるとさらに甘辛ミックスが際立ちます。

使ったスパイス&ハーブは
黒胡椒は刺激的な辛味があり、白胡椒よりも香りが強い。赤唐辛子はちぎって種も使うと辛さが増す。
スパイス、ハーブ

材料材料 (2~3人分)

さつまいも大1本
オリーブオイル大さじ1
適量
バター15g
赤唐辛子1本(ちぎって種を取る)
黒粒胡椒少々(つぶす)
カルダモンメイプルシロップ適量

1さつまいもをカットする

さつまいもは洗って皮付きのまま長さ6~7cmに切り、縦7~8等分の放射線状に切る。

2焼く

さつまいもにオリーブオイルをからめてフライパンに入れ、塩ひとつまみをふり、弱めの中火でときどき返しながらじっくりと焼く。さつまいもに火が通ったらバターと赤唐辛子を加えて中火にし、表面がカリッと香ばしくなるまでさらに焼く。

焼く
さつまいもに火が通ったらバターと赤唐辛子を加え、さつまいもにからめるようにしてさらに焼く。

3盛りつける

器に盛り、塩、胡椒各少々をふり、カルダモンメイプルシロップをかける。

完成

教える人

小堀紀代美

小堀紀代美 料理家

レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は料理教室「LIKE LIKE KITCHEN」主宰。確実においしくつくれるレシピにファンも多い。おいしいもの好きが高じて世界各国を食べ歩き、そんな経験から、スパイスやハーブ使いの達人でもある。

※この記事の内容は、「四季dancyu 秋のレシピ」に掲載したものです。

四季dancyu 秋のレシピ
四季dancyu 秋のレシピ
A4変型判(120頁)
2021年9月13日発売/1100円(税込み)

文:松原京子 撮影:邑口京一郎

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。