むっちりと濃厚な"モッツァレラクリームのじゃがいもニョッキ"

“じゃがいもニョッキ”のつくり方

山本美文さんの白漆のオーバル皿には、どうにも白い料理を盛りたくなってしまいます。うっすらと木地が透けて見えるマットな白漆に、じゃがいものニョッキとモッツァレラクリームのソース。白のグラデーションが美しいひと皿になりました。ニョッキは小麦粉を入れることで形をつくりやすくなりますが、入れすぎると食感が悪くなるし、じゃがいもの風味が負けてしまう。そのバランスが難しいけれど、こちらはソースなしでもおいしいくらいの自慢のレシピです。季節の果物と野菜をビネガーとオリーブオイルで和えたシンプルなサラダを添えれば、おもてなしにもぴったりですよ。

＊粉とじゃがいもの水分量によって調整する。

1じゃがいもをゆでる

じゃがいもは皮ごと水からゆで、熱いうちに皮をむいてボウルなどに入れてつぶす。卵黄を加えて混ぜ、なじんだらAを加え、カードで切るように混ぜ込む。

2小麦粉を加える

小麦粉をふるいながら1に入れ、均等になるまでよく混ぜる。手とカ ードでひとつにまとめる。

3棒状にする

2を台に取り出し、打ち粉をふってやや太めの棒状にする。それを長さ5cmに切り、それぞれを1cm径の棒状にのばしてから幅1cmに切り分ける。

4仕上げ

3のそれぞれにフォークを軽く押し付け、スジをつける。この状態で冷蔵庫で1週間、冷凍庫で1ヶ月間、保存可能。

“モッツァレラクリームのじゃがいもニョッキ”のつくり方

1下ごしらえ

にんにくは皮をむいて軽くつぶす。モッツァレラチーズはザルにあげて水気をきっておく。

2生クリームを加える

フライパンに1のにんにくと生クリームを入れ、中火にかける。沸騰したら弱火にし、軽く煮詰めて、塩で味をととのえる。

3ニョッキをゆでる

大きな鍋に湯をたっぷり沸かし、ニョッキを入れてゆでる。浮き上がってきたらザルにあげて、水気をしっかりきる。

4仕上げ

モッツァレラチーズを手で裂き、2のフライパンに加えて、中火にかける。チーズが溶けてきたら火を止め、3のニョッキを入れて和える。

この記事は技あり！「四季dancyu　秋のレシピ」に掲載したものです。