ジューシーな肉、薬味、そこへ日本酒を合わせて極上の旨味を堪能するひと皿。美しい肉の断面を見せるように盛りつければ酒席も華やかに。ワンパターンな味つけになりがちなステーキも、料理研究家の上田淳子さんの手にかかれば、あれよあれよという間にバリエーション豊かなつまみ変身。誰もが笑顔になる、お酒が進む豪快なステーキつまみを習いました。
わさびとオリーブオイルが上品さを醸し出す。
ステーキ肉 | 1枚(300~350g)(サーロイン、厚さ1.5cm) |
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塩 | 小さじ1/4 |
胡椒 | 適量 |
オリーブオイル | 大さじ1/2 |
三つ葉 | 適量 |
貝割れ大根 | 適量 |
万能ねぎ | 適量 |
★ わさび薬味ソース | |
・ わさび | 小さじ1~1と1/2(すりおろし) |
・ 味醂 | 小さじ2 |
・ 日本酒 | 小さじ2 |
・ オリーブオイル | 大さじ1と1/2 |
・ 柑橘酢 | 大さじ1 |
・ 塩 | 適量 |
ボウルに、わさび薬味ソースの材料を入れて、よく混ぜ合わせておく。三つ葉、貝割れ大根、ねぎは、根を落として食べやすい長さに切っておく。
肉は筋を切り、塩、胡椒をする。フライパンを強火にかけ、熱くなったらオリーブオイルをひき、片面1分を目安に両面を焼いて取り出す。そのまま4分ほどおいて肉汁を落ち着かせ、薄めの斜めそぎ切りにし、器に並べる。
仕上げに1のソースをまんべんなくかけ、1の薬味をのせる。
フランス、スイスでの料理人を経て料理研究家へ。近年はフランスワイン産地で和食の紹介も行なう。著書は『はじめてのシャルキュトリー』(河出書房新社)など多数。
※この記事は『技あり!dancyuステーキ』に掲載したものです。
文:瀬川 慧 撮影:工藤睦子