清涼感のあるきゅうりは炒め物でも活躍!塩もみ効果で歯ごたえよく、肉の旨味と調和する味わいが楽しめます。塩味をつくる塩、醤油、味噌の3つを軸に、余分な調味料を省いた「これで決まり」の引き算料理を料理研究家の大庭英子さんにご教授願いました。
ラフに割ったきゅうりは軽く塩もみに。独特の青臭さが取れたところで炒めます。牛肉のまろやかな旨味とからみ合ったきゅうりの違ったおいしさをご堪能あれ。
きゅうり | 3本 |
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塩 | 小さじ1と1/2 |
牛肉 | 150g(切り落とし) |
にんにく | 小さじ1(みじん切り) |
長ねぎ | 大さじ2(みじん切り) |
胡麻油 | 大さじ1 |
酒 | 大さじ1 |
一味唐辛子 | 少々 |
胡椒 | 少々 |
白煎り胡麻 | 小さじ1/2 |
きゅうりはまな板にのせてすりこ木などで全体をたたき、食べやすく手でほぐしてボウルに入れる。
塩をふり、全体を混ぜて10分ほどおき、水で洗って水気を拭く。
牛肉は、大きなものは幅2cmに切っておく。
フライパンに胡麻油を熱して牛肉を入れ、ほぐしながら中火で炒め、肉の色が変わったらにんにく、ねぎを加えて炒める。
きゅうりを加えて炒め、酒をふり、一味唐辛子、胡椒を入れて炒め合わせ、胡麻をふり入れて器に盛る。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、「四季dancyu 夏のレシピ」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:竹内章雄