春らしいシャキシャキした歯ごたえの中から、だしの旨味がじわりとしみ出す副菜です。春が旬の食材を使った軽やかな料理を、料理研究家の小堀紀代美さんに習いました。
1年中出回るクレソンですが、旬は春。この時季は色鮮やかでやわらかな食感が楽しめます。このクレソンをさっとゆで、やわらかな新ごぼうと合わせたおひたしは、軽快な歯ざわりが心地よく香りも爽やか。春を満喫できる一品です。
クレソン | 2束(100g) |
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新ごぼう | 1本(80g) |
A | |
・ だし | 大さじ4(かつお節と昆布) |
・ 醤油 | 小さじ1 |
・ 塩 | ひとつまみ |
煎り胡麻 | 少々 |
クレソンはよく洗って冷水につけ、シャキッとするまで水あげをする。水をきり、食べやすい大きさに手で折る。
ごぼうはささがきにし、水にさらしてアクを抜いた後、薄めの酢水(材料外)につける。
1と2をそれぞれさっとゆでてザルにあげる。粗熱が取れたら水気をよくきり、混ぜておいたAに浸す。
味がなじんだら器に盛りつけ、煎り胡麻をかける。
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は同名の料理教室を主宰。予約がとれない人気ぶりながら、本人の気持ちはいまでも『料理勉強家!』なのだそう。楽しくをモットーに、テレビ、雑誌などへのレシピ提供、またYouTube、Instagramなどでも積極的に情報を発信。著書に『ライクライクキッチンの毎日和食』など。
※この記事の内容は「四季dancyu 春のキッチン」に掲載したものです。
文:上島寿子 写真:竹之内裕幸