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世界のから揚げ仲間その③スパークリングワインにあわせたいイタリアのから揚げ

世界のから揚げ仲間その③スパークリングワインにあわせたいイタリアのから揚げ

「dancyu定番シリーズ 最強!から揚げレシピ」には、から揚げのつくり方が54種類も掲載されています。その魅力を少しだけご紹介。今回は、ささみを使ったイタリアのポッロフリットです。

鶏肉に粉をはたいて揚げる料理は、世界中にあります。

普段の夕飯に、運動会や遠足の弁当に、宴会にと、実は出番がとても多いメニューなのに、一度つくり方をマスターしてしまうと味つけのバリエーションを増やす機会がなかなかないのが、から揚げ。でもそれではもったいないです!から揚げのつくり方は星の数ほどありますが、どれもが正解でどれもが美味。せっかくならその正解をたくさん増やしましょう。
現在好評発売中の「dancyu定番シリーズ 最強!から揚げレシピ」では、つくり方の違いや使う部位の種類、また味つけなど、みんな違ってみんなおいしい54種類のレシピを掲載しています。
今回はその中から、他の国のから揚げを一つ紹介します。から揚げの定義は「食材に粉をはたいて油で揚げたもの」。イタリアのポッロフリットは、ささみにレモンとローズマリーの香りまとわせてチーズ入りの衣で揚げます。料理研究家の今井亮さんに習いました。

ポッロフリットのつくり方

材料材料 (2人分)

鶏ささみ6本
小麦粉大さじ3
溶き卵1個分
揚げ油適量
レモン1/2個
A
・ ローズマリー1本
・ にんにく1片分(すりおろし)
・ オリーブオイル大さじ1
・ 白ワイン大さじ1
・ 塩小さじ1/2
B
・ 粉チーズ大さじ3
・ 小麦粉大さじ3
・ 粗挽き黒胡椒小さじ2

1ささみの下ごしらえ

ささみは味がしみ込みやすくなるよう、両面をフォークでまんべんなく刺す。

ささみの下ごしらえ

2下味をつける

ボウルにささみ、Aを入れて、ローズマリーの風味を抽出するようにもみ込む。ささみにラップをぴったり貼りつけ、冷蔵庫で1時間ほど味をなじませる。

下味をつける

3衣をつける

バットにBを入れて混ぜる。ささみは1本ずつ小麦粉を薄くまぶし、溶き卵をくぐらせ、Bをしっかりつける。

衣をつける

4揚げる

170℃に熱した揚げ油に③を入れ、4〜5分揚げる。最後に火を強めてさらに2分ほど揚げ、取り出して油をきる。器に盛り、レモンを添える。

揚げる
完成
ひと噛みごとにチーズの旨味とローズマリーの香りがふわっと広がる、軽やかな食べ心地のフリット。ささみならではのあっさりした後味もいい。シュワッと爽やかなスパークリングワインと相性抜群。揚げたてをぜひ。
目次

教えてくれた人

今井 亮

いまい・りょう●京都府京丹後市の日本海に面した地域で生まれ、大自然と共に育つ。京都市内の中華料理店勤務、料理家のアシスタントなどを経て独立。『そそる!うち中華』『白飯サラダ』など著書多数。

取材:安井洋子 撮影:キッチンミノル

※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 最強!から揚げレシピ」に掲載したものです。

cyu定番シリーズ 最強! から揚げレシピ
dancyu定番シリーズ 最強! から揚げレシピ
A4変型判(120頁)
2021年11月29日発売 880円(税込み)
安井 洋子

安井 洋子

九十九里生まれ。東京に住んでみたけれど、海が恋しくなって葉山に移住。雑誌やウェブに食まわりの記事を執筆する。息抜きは、ナチュラルワイン好きの聖地・鎌倉でのひとり飲み。