「dancyu定番シリーズ 最強!から揚げレシピ」には、から揚げのつくり方が54種類も掲載されています。その魅力を少しだけご紹介。今回は、ささみを使ったイタリアのポッロフリットです。
普段の夕飯に、運動会や遠足の弁当に、宴会にと、実は出番がとても多いメニューなのに、一度つくり方をマスターしてしまうと味つけのバリエーションを増やす機会がなかなかないのが、から揚げ。でもそれではもったいないです!から揚げのつくり方は星の数ほどありますが、どれもが正解でどれもが美味。せっかくならその正解をたくさん増やしましょう。
現在好評発売中の「dancyu定番シリーズ 最強!から揚げレシピ」では、つくり方の違いや使う部位の種類、また味つけなど、みんな違ってみんなおいしい54種類のレシピを掲載しています。
今回はその中から、他の国のから揚げを一つ紹介します。から揚げの定義は「食材に粉をはたいて油で揚げたもの」。イタリアのポッロフリットは、ささみにレモンとローズマリーの香りまとわせてチーズ入りの衣で揚げます。料理研究家の今井亮さんに習いました。
鶏ささみ | 6本 |
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小麦粉 | 大さじ3 |
溶き卵 | 1個分 |
揚げ油 | 適量 |
レモン | 1/2個 |
A | |
・ ローズマリー | 1本 |
・ にんにく | 1片分(すりおろし) |
・ オリーブオイル | 大さじ1 |
・ 白ワイン | 大さじ1 |
・ 塩 | 小さじ1/2 |
B | |
・ 粉チーズ | 大さじ3 |
・ 小麦粉 | 大さじ3 |
・ 粗挽き黒胡椒 | 小さじ2 |
ささみは味がしみ込みやすくなるよう、両面をフォークでまんべんなく刺す。
ボウルにささみ、Aを入れて、ローズマリーの風味を抽出するようにもみ込む。ささみにラップをぴったり貼りつけ、冷蔵庫で1時間ほど味をなじませる。
バットにBを入れて混ぜる。ささみは1本ずつ小麦粉を薄くまぶし、溶き卵をくぐらせ、Bをしっかりつける。
170℃に熱した揚げ油に③を入れ、4〜5分揚げる。最後に火を強めてさらに2分ほど揚げ、取り出して油をきる。器に盛り、レモンを添える。
いまい・りょう●京都府京丹後市の日本海に面した地域で生まれ、大自然と共に育つ。京都市内の中華料理店勤務、料理家のアシスタントなどを経て独立。『そそる!うち中華』『白飯サラダ』など著書多数。
取材:安井洋子 撮影:キッチンミノル
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 最強!から揚げレシピ」に掲載したものです。