食欲を刺激する秋の食材レシピ
だしの旨味がジュワッと広がる"小松菜と油揚げのくたくた煮"

だしの旨味がジュワッと広がる"小松菜と油揚げのくたくた煮"

小松菜を使った定番おかずです。とろっとするくらい柔らかくなった小松菜と、だしを含んだ油揚げの相性は絶品。冬のイメージが強い青菜ですが、秋から旬を迎える青菜もあるのです。まだ葉がやわらかく、香りもやさしい秋の青菜。秋ならではのおいしい食べ方を植松良枝さんに教えてもらいました。

“小松菜と油揚げのくたくた煮”のつくり方

軸が口の中でとろけるくらいまでやわらかく煮るのがポイント。葉が十分に厚みをもった小松菜でつくってください。油揚げは油抜きせずに入れてコクを出します。好みで七味唐辛子をふっても。

材料材料 (2~3人分)

小松菜1束(約250~300g)(食べやすい長さに切る)
油揚げ1枚
だし3カップ
★ 調味料
・ 酒大さじ1
・ 淡口醤油大さじ1

1油揚げをカットする

油揚げは縦半分に切ってから幅2cmに切る。

2小松菜を煮る

鍋にだしを煮立て、小松菜と油揚げを入れて蓋をし、弱火で8~10分、小松菜がくったりしてくるまでしっかり煮る。

3仕上げ

調味料を加えて味をつける。

完成

教える人

植松良枝

植松良枝 料理研究家

料理研究家。人気の料理教室「日々の飯事」主宰。自ら畑を耕すほどの野菜好き。野菜の旬をいち早く察知し、料理をつくる。みなぎる野菜の力に、つくり手の食いしん坊パワーがプラスされた料理は、食べ手の鼻と舌を魅了する。食を通して季節の移り変わりを提案。また、花や雑貨と料理のコラボレーションの提案や数々のイベント企画など、活動は多岐にわたる。近著に『春夏秋冬ふだんのもてなし』(KADOKAWA刊)がある。

構成:中村裕子 写真:野口健志

この記事は四季dancyu「秋のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu 秋のキッチン
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A4変型判(120頁)
ISBN:9784833479097
2020年09月11日発売/1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。