バルサミコ酢でつくった大学芋です。さつまいもの甘味にバルサミコ酢の豊潤な旨味と酸味が合わさり、ご飯もお酒も進む味わいとなっています。旬の食材を使った、白いご飯に合う和のお惣菜を料理研究家である小堀紀代美さんに教えてもらいました。
バルサミコ酢をまとった大学芋はちょっと大人の大学芋風の味わい。いちじくは生のままフレッシュ感を楽しみます。これにお酒を合わせるか白いご飯を合わせるか、悩ましいところ。
さつまいも | 1本 |
---|---|
いちじく | 3個 |
オリーブオイル | 大さじ1 |
バター | 20g |
バルサミコ酢 | 大さじ3 |
塩 | 適量 |
黒胡椒 | 少々 |
さつまいもは皮ごと長さ5~6cmに切り、さらにそれを6~8等分の棒状に切る。
いちじくはへたを落とし、皮ごと6等分に切る。
①にオリーブオイルをからめてからフライパンに入れ、塩ひとつまみをふって弱めの中火で時々返しながらじっくり焼く。
火が通ったらバターを加えて中火にし、表面がカリッと香ばしくなるように全面を焼き、塩小さじ1/4をふる。
カリッとしたらボウルに入れ、②も入れて2~3回ボウルを振って大きく混ぜてから器に盛る。
④のフライパンをそのまま洗わずにバルサミコ酢を加え、弱火にかけてとろみがつくまで煮詰める。
6をさつまいもといちじくに回しかけ、黒胡椒をふる。
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理人を経て、現在は同名の料理教室を主宰。気持ちはいつも「料理勉強家!」。楽しくをモットーに、テレビ、雑誌などへのレシピ提供、またYouTube、Instagramなどでも積極的に情報を発信。近書に『ライクライクキッチンの毎日和食』など。
文:椙下晴子 写真:竹之内祐幸
この記事は四季dancyu「秋のキッチン」に掲載したものです。