夏に食べたいひんやりデザートレシピ
爽快な辛味が美味しい"生姜スイーツ"

爽快な辛味が美味しい"生姜スイーツ"

夏にぴったりの生姜スイーツを二品ご紹介します。生姜をつかったデザートは、スカっと爽やかな辛味と香りが魅力です。料理研究家の大庭英子さんに、簡単にできて満足感たっぷりのひんやりデザートを教えてもらいました。

爽やかな夏のデザート“生姜スイーツ”

砂糖漬けは冷蔵庫につくりおきしておけば1片、2片つまんでスッキリ。口さみしいときにもおすすめ。体がシャキッとします。
ゼリーの新生姜は皮をむかずに使うことで、生姜の香りがより鮮烈に感じられます。

“新生姜の砂糖漬け”のつくり方

材料材料 (つくりやすい分量)

新生姜200g
グラニュー糖100g
レモン汁大さじ3

1下ごしらえ

生姜は皮のまま洗って水気を拭き、幅1cmの輪切りにする。

2漬ける

保存瓶に生姜を入れてグラニュー糖、レモン汁を加え、蓋をして途中上下を返すように混ぜ、冷蔵庫で1週間、砂糖が完全に溶けてややピンク色に染まるまで漬ける。

“ジンジャーゼリー”のつくり方

新生姜は皮をむかずに使うことで、生姜の香りがより鮮烈に感じられます。

材料材料 (2人分)

新生姜30g
粉ゼラチン大さじ1/2
ゼラチンをふやかす水大さじ1と1/2
1カップ
グラニュー糖30g
レモン汁大さじ1

1ゼラチンをふやかす

粉ゼラチンは分量の水にふり入れてふやかす。

2生姜の下ごしらえ

生姜は皮のまま洗い、飾り用に薄い輪切りにして数枚残し、残りはすりおろす。

3煮溶かす

鍋に水、グラニュー糖を入れて中火にかけて砂糖を煮溶かし、2を加えてひと煮立ちさせる。火を止めてレモン汁と1を加え、混ぜて溶かす。

4こす

万能こし器でこし、飾り用の生姜は取りおく。

5冷やす

粗熱を取って器に流し入れ、冷蔵庫で2~3時間冷やし固める。食べるときに生姜の輪切りを飾る。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

文:中村裕子 写真:鈴木泰介

この記事は四季dancyu「夏の食卓。」に掲載したものです。

夏の食卓。
四季dancyu「夏の食卓。」
A4変型 判( 116 頁)
ISBN: 9784833477079
2018年6月5日発売 / 1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。