夏のスパイス&ハーブ料理
緑のサルサで食欲アップ!牛焼肉のピーマン青唐辛子サルサ

緑のサルサで食欲アップ!牛焼肉のピーマン青唐辛子サルサ

青唐辛子のすっきりした辛さで、牛肉の脂もさっぱりします!ビールに合わせたい一品です。香り豊かなスパイスや爽やかなハーブをつかった夏にぴったりの料理を、料理家の小堀紀代美さんに教えていただきました。

料理を引き立てるスパイス&ハーブ使い

カレー粉、赤唐辛子、青唐辛子、胡椒、生姜……、料理をつくったことのある人なら誰でもこんなスパイスの2つや3つはキッチンにあるはず。ハーブ=薬味も同様で、しそやミント、バジルなどに加えて近頃は香菜を使うのも日常茶飯事という人も多いのでは?
その昔、薬や防腐剤としての役割が大きかったスパイスは今は料理を引き立てる大切な存在。好評発売中のdancyuムック「四季dancyu夏のレシピ」では、おかずをおいしくするスパイスとハーブ使いを小堀紀代美さんに教えてもらいました。猛烈にスパイシーというわけではない、でもあるとないとではおいしさが全然違う、そんな普段使いのレシピ。
今回はその中から、牛焼肉のピーマン青唐辛子サルサを。ピーマンと青唐辛子の酸味のあるソースでさっぱりと食べられます。

牛焼肉のピーマン青唐辛子サルサのつくり方

材料材料 (2~3人分)

牛肩ロース肉250~300g(焼き肉用)
オリーブオイル少々
小さじ1/2
粗挽き黒胡椒適量
★ ピーマン青唐辛子サルサ
・ ピーマン3個
・ 青唐辛子2本
・ 玉ねぎ1/3個
・ 米酢大さじ4
・ オリーブオイル大さじ2
・ 塩小さじ1/2

1サルサをつくる

ピーマン青唐辛子サルサをつくる。ピーマンは種を取って5mm角に切り、青唐辛子は種を取ってみじん切りにする。玉ねぎはピーマンと同じくらいの大きさに切る。ボウルに入れ、酢、オリーブオイル、塩を加えて混ぜる。使うまで冷蔵庫に入れて冷やす。

サルサをつくる

2牛肉を室温に戻す

牛肉は室温に戻す。

3牛肉を焼く

フライパンを強火にかけて熱し、オリーブオイルをなじませる。牛肉の表面の水気をペーパータオルで拭って並べ入れ、塩、胡椒適量をふる。底面に焼き色がついたらトングなどで裏返し、両面おいしそうな焼き色がつくまで焼く。

牛肉を焼く

4サルサをかけて完成

器に盛り、1のピーマン青唐辛子サルサをかけ、胡椒適量をふる。

サルサをかける
今回使った部位は肩ロース。コクがあってうまみが感じられ、赤身と脂肪のバランスがよく、ピーマン青唐辛子サルサとよく合います。

教える人

小堀紀代美さん

小堀紀代美 料理家

レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN 」の料理担当を経て、現在は料理教室「LIKE LIKE KITCHEN 」主宰。確実においしく作れるレシピにファンも多い。おいしいもの好きが高じて世界各国を食べ歩き、そんな経験から、スパイスやハーブ使いの達人でもある。

※この記事の内容は、「四季dancyu 夏のレシピ」に掲載したものです。

文:松原京子 写真:邑口京一郎

四季dancyu「夏のレシピ」
四季dancyu「夏のレシピ」
A4変型判(120頁)
2021年6月11日発売/1100円(税込み)