dancyu本誌の連載「丸山隆平の美味しいってなんだろう?」は、丸山さんの「“もてメシ”を覚えたい」という願いをかなえるため、小串貴昌シェフのイタリアンで料理修業をすることに。今回のテーマは“牛フィレのバルサミコソテー”です。
いつもは、小串シェフのお手本を見てから調理に挑む丸山さん。しかし今回は、レシピだけで調理に挑戦。すると、火加減やソースの煮詰め具合など、つくりながら疑問がたくさん……。出来上がった肉を食べてみても「う~ん、正解がわからない」と一言。
その後小串シェフのお手本を見て、疑問を解消してからつくった“牛フィレのバルサミコソテー”は、連載史上最高の一品に!
「なぜ焼き固めるのか?なぜ煮詰めるのか?など、レシピのなぜを考えながらつくることで、理解が深まりより料理への興味が湧いてきた」と丸山さん。
シンプルなのに、豪華で美味しくできるメイン料理なので、ぜひつくってみてください!
牛フィレ | 300g(150g×2) |
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バルサミコ酢 | 大さじ2 |
赤ワインビネガー | 大さじ1 |
バター | 30g |
オリーブオイル | 適量 |
牛肉に塩(分量外)を振る。側面にも塩を振ること。
フライパンにオリーブオイルを入れ、中火で熱し、うっすら煙がでるくらいまで温まったら1の牛肉を入れる。
手早く肉のすべての側面を焼き固める。フライパンの側面も使って、きっちり焼き目をつける。
すべての面が焼き固まったらバターを入れ、バターがクツクツ煮立つまで火を入れ軽く焦がす。
バルサミコ酢と赤ワインビネガーを入れて煮詰める(今回使用したバルサミコ酢は、熟成年数の経った濃度の濃いものだったが、サラサラしたバルサミコ酢であれば、バルサミコ酢だけでもOK)。
汁気を煮詰めて、火を入れてしっかり照りがでるまでソース化させる。
仕上がったら、皿に盛り、ピンクペッパーの香りが立つように、手で捻り潰しながら振りかける。
写真:今津聡子 構成:編集部