ひと口かじれば南仏の風が吹いてくるような爽やかな一品。しらすは贅沢に、こぼれるほど盛りましょう。タルティーヌとは、スライスしたパンに食材をのせたフランス式のオープンサンドだ。人気料理研究家の平野由希子さんが教えてくれたのは、ワインと楽しみたいさまざまなタルティーヌ。ぜひつくってみてください。
オリーブオイルで和えた新鮮なシラスとケイパー、ディルが好相性。皮ごと加えたレモンの苦味が心地よい。晴れた日にそよ風に吹かれながら、テラスで食べたい春夏のタルティーヌだ。
バゲットやカンパーニュなど、しっかりめのパンがおすすめ。やわらかなパンはトーストして使用しても。切り方を変えるだけでも印象が変わる。
パン・ド・カンパーニュ | 6枚(幅1cmにスライスしたもの) |
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シラス | 50g |
オリーブオイル | 大さじ2~3 |
国産レモン | 1と1/2枚(薄い輪切り) |
ケイパー | 大さじ1(酢漬け) |
ディル | 3~4枝 |
胡椒 | 少々 |
にんにく | 少々 |
シラスはオリーブオイル、小さめのいちょう切りにしたレモン、ケイパー、ディル、胡椒で和える。
パンをこんがりと焼き、にんにくの切り口をこすりつけ、上に①をたっぷりとあふれるくらいにのせる。
フレンチをベースに、ワインをはじめとするお酒とのペアリングのレシピを多岐にわたって提案している。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。料理教室「cuisine et vin」主宰。「ル・クルーゼ」シリーズなど著書多数。
文:瀬川慧 写真:公文美和
※この記事は技あり!dancyu「パン」に掲載したものです。