発酵ではなく、塩もみのキャベツを使うことによって、より簡単でスピーディーに出来上がります。よく買う春野菜も新しいレシピで食べてみると、違った発見があって楽しいですよ!人気料理研究家の重信初江さんに、いつもとちょっと違う味つけのシンプルでつくりやすいレシピを習いました。
塩もみキャベツとレモンの酸味で、まるでザワークラウト(乳酸発酵させたキャベツの塩漬け)でつくったような味に。塩豚を使ってもおいしいですが、お手軽にお好みのソーセージでつくると楽しいですよ。
春キャベツ | 1/2個(400g) |
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塩 | 小さじ1/2 |
レモン | 1/2個(国産) |
玉ねぎ | 1/2個 |
ソーセージ | 4~8本(お好みのもの) |
ベーコン | 2枚 |
にんにく | 1片 |
オリーブオイル | 大さじ1 |
A | |
・ 白ワイン | 1/2カップ |
・ 塩 | 少々 |
・ 胡椒 | 少々 |
キャベツは幅1cmのせん切りにして、ビニール袋に塩と一緒に入れる。空気を入れて全体が混ざるように振ってから、空気を抜いて口を縛り、1時間ほどおく。
玉ねぎは幅1cmのくし形に、にんにくは半分に切ってつぶしておく。
鍋にオリーブオイルを熱して2を入れて中弱火で軽く炒め、玉ねぎが透き通ってきたら、1をビニールの上から軽くもんでから汁ごと加える。さらに中火で1~2分炒める。
ソーセージと半分に切ったベーコン、レモンの輪切り4枚くらいを入れ、Aを注いで蓋をし、5~6分煮る。
調理師専門学校の助手、料理研究家のアシスタントを経て、独立。おなじみの家庭料理から、旅行先で覚えた海外の味まで手がける実力派で、再現性の高い確かなレシピが人気。雑誌、テレビ、イベントなどで幅広く活躍中。著者に『Tsukemono cook book 漬けものレシピ』『Sushi cook book すしレシピ 』(ともに朝日新聞出版)、『おうちで深夜食堂』(共著/小学館)など多数。
写真:鈴木泰介 文:椙下春子
※この記事の内容はプレジデントムック四季dancyu「春の台所。」に掲載したものです。