酒を呼ぶアボカドスナック
カレーリーフが爽やかな"アボカドの南インド式炒め"

カレーリーフが爽やかな"アボカドの南インド式炒め"

スパイスの香りが溶け込んだ油を使うと、一気に本格的な味わいになります。食欲を刺激する香りを、ぜひ楽しんでみてください!爽やかなハーブや刺激のあるスパイスと出合うことで、マイルドでクリーミーなアボカドの魅力がアップ。インド・スパイス料理研究家の香取薫さんに、本格的なインド料理のテクニックから和のハーブを使った独創的な料理まで、酒を呼ぶ色鮮やかなスナックのつくり方を教わりました。

“アボカドの南インド式炒め”のつくり方

アボカドのコク、ヨーグルトの酸味、カリカリしたピーナッツの香ばしさが一体化したスパイシーな炒め物。カレーリーフ入りで南インド風の爽やかな味わい。ご飯にも合う。

材料材料 (2人分)

アボカド2個
サラダ油大さじ1と1/2
マスタードシード小さじ1/2
ピーナッツ20粒
カレーリーフ10枚
A
・ ヨーグルト90ml(無糖)
・ ターメリック小さじ1/4
・ レッドペッパー小さじ1/6
・ 塩小さじ1/2

*スパイシーな香気を持つカレーリーフはネット通販や専門店で手に入る。最近では苗木の販売も増えて栽培する人も。

1下ごしらえ

アボカドは縦半割りにして種を取り、皮をむいて、1個を約12等分にそれぞれ切る。

2パウダースパイスの準備

Aを混ぜておく。ピーナッツは粗く刻む。

3マスタードシードを炒める

フライパンに油を入れて強めの中火で熱し、マスタードシードをまず数粒入れ、パチンと弾けてきたら残りを加える。

マスタードシードを炒める
油にスパイスの香りを移す作業が肝心。マスタードシードは油で熱し、弾けさせることで殻がやぶれ、香り成分が出てくる。焦げないよう確認しながら次のスパイスを入れるタイミングを計る。

4ピーナッツを加える

勢いよく弾けてきたら中火にして、ピーナッツを加えてカリカリになるまで炒める。カレーリーフを加えてひと混ぜする。マスタードシードが飛びはねるので、蓋などで防ぎながら作業するとよい。

ピーナッツを加える
ピーナッツは香ばしさを引き出すために、カレーリーフは特有の香りを立たせるために油でさっと炒める。ここでは皮つきのピーナッツを使っているが、皮なしのものでもOK。

5仕上げ

Aを加えて20秒ほど混ぜたら、アボカドを投入。アボカドをくずさないよう1分ほど混ぜ、水分がとんだら完成。

完成

教える人

香取 薫  インド・スパイス料理研究家

香取 薫  インド・スパイス料理研究家

長年インドへ赴き、現地の主婦たちから家庭料理を習得。日本人に合わせたスパイス使いが得意で、料理教室などで本場の技を伝授。伝承医学・アーユルヴェーダにも精通する。『薫るスパイスレシピ』(山と渓谷社)など著書多数。

文:安井洋子 写真:竹之内祐幸

※この記事は「使えるdancyuアボカド」に掲載したものです。

使えるdancyuアボカド
使えるdancyuアボカド
A4変型 判( 88 頁)
ISBN: 9784833479349
2020年11月16日発売 / 880円(税込)
安井 洋子

安井 洋子

九十九里生まれ。東京に住んでみたけれど、海が恋しくなって葉山に移住。雑誌やウェブに食まわりの記事を執筆する。息抜きは、ナチュラルワイン好きの聖地・鎌倉でのひとり飲み。