愛しの新じゃがおかず
カリッと香ばしい!"ハッシュドブラウン"

カリッと香ばしい!"ハッシュドブラウン"

朝食にもつまみにもなる一品です。新じゃがもベーコンも香ばしく焼いて、食感を楽しみましょう。春から初夏限定、畑からの賜り物の新じゃが。貯蔵されていない、採れたてのじゃがいもに限って“新”の名称が与えられます。その名のとおり、みずみずしくて新鮮な香り。皮が薄くてやわらかいのも特徴です。丸ごと揚げて、焼いて、ゆでて!せん切りにして、シャッキリ食感を楽しむのもお薦めです。季節限定の香りとホクホクを日々の食卓に!

新じゃがの“ハッシュドブラウン”のつくり方

ハッシュドブラウンポテト=茶色の刻みじゃがいも、という名のとおり、せん切りにしたじゃがいもをカリカリに焼きます。カリカリベーコンとともに。目玉焼きをプラスしても。サワークリームでさっぱりと。

材料材料 (2人分)

新じゃがいも2~3個(大)
少々
ベーコン6枚(薄切り)
サラダ油適量
サワークリーム適量

1新じゃがの下ごしらえ

じゃがいもは皮をむいたら水に浸し、さっと洗って水気をきり、野菜スライサーで太めのせん切りにして塩をふり、全体を混ぜる。

新じゃがの下ごしらえ
じゃがいもは変色しないよう、皮をむいたらすぐに水に入れ、次のじゃがいもの皮をむくようにします。

2ベーコンを切って炒める

ベーコンは長さを3~4等分に切る。フライパンにサラダ油少々を熱してベーコンを入れて弱火でゆっくり、カリカリになるまで炒め、取り出す。

3スライスした新じゃがを焼く

ベーコンから出た脂を1/2量取り分け、サラダ油大さじ1を足して熱し、1のじゃがいも70~80gを、間隔をあけて入れ、中火でゆっくり、色よく焼き、裏に返して同様に焼いて取り出す。ベーコンの脂を戻し入れてサラダ油大さじ1を足し、残りも同様に焼く。

4仕上げる

器に4のハッシュドブラウンポテトを盛ってベーコンをのせる。サワークリームをかけて召し上がれ。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

「特別な材料や調味料を使わずにつくれる料理」を数多く提案している。長年の経験と知恵から、余分な手間をそぎ落としてつくるシンプルな料理は、「おいしい」と絶大なる定評がある。キッチンにはどこででも買うことのできるポピュラーな調味料が並ぶ。分量や入れるタイミングなど、ちょっとしたコツで、誰もが幸せになれる料理がつくれる、ということを自ら実証中。

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

この記事は使えるdancyu「じゃがいも」に掲載したものです。

使えるdancyuじゃがいも
使えるdancyuじゃがいも
A4変型判(108頁)
2020年11月16日発売/880円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。