ゆでた新じゃがが全体をまろやかにまとめます。春から初夏限定、畑からの賜り物の新じゃが。貯蔵されていない、採れたてのじゃがいもに限って“新”の名称が与えられます。その名のとおり、みずみずしくて新鮮な香り。皮が薄くてやわらかいのも特徴です。丸ごと揚げて、焼いて、ゆでて!せん切りにして、シャッキリ食感を楽しむのもお薦めです。季節限定の香りとホクホクを日々の食卓に!
新じゃがのみずみずしい味わいが楽しめます。イタリアの旨味素材であるアンチョビにケイパーもプラスしてダブル旨味効果。白ワインのお供にもおすすめです。
新じゃがいも | 3~4個(大) |
---|---|
アンチョビ | 1缶(30g) |
フレンチドレッシング | 大さじ3 |
玉ねぎ | 大さじ2 |
ケイパー | 大さじ2(みじん切り) |
パセリ | 大さじ3(みじん切り) |
塩 | 少々 |
胡椒 | 少々 |
じゃがいもは皮のままたわしで洗い、鍋に入れてかぶる程度の水を加えて強火にかけ、煮立ってきたら蓋をして弱火で 30~40分、竹串が通るまでゆでてザルにあげる。
粗熱が取れたら皮をむき、1.5~2cm角に切ってボウルに入れ、ドレッシングをふり入れて全体を混ぜて冷ます。
アンチョビは幅 1cmに切って2に加え、玉ねぎ、ケイパー、パセリも加えて混ぜ、塩、胡椒で味をととのえる。
「特別な材料や調味料を使わずにつくれる料理」を数多く提案している。長年の経験と知恵から、余分な手間をそぎ落としてつくるシンプルな料理は、「おいしい」と絶大なる定評がある。キッチンにはどこででも買うことのできるポピュラーな調味料が並ぶ。分量や入れるタイミングなど、ちょっとしたコツで、誰もが幸せになれる料理がつくれる、ということを自ら実証中。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
この記事は使えるdancyu「じゃがいも」に掲載したものです。